今年FLIR Systems社はFLIR Vueというサーモイメージングカメラを発表した。このカメラはドローン用にデザインされたコンパクトかつ手頃な価格のサーモイメージングカメラだ。そしていよいよ高機能になったプロフェショナル用バージョンのVue(Vue Pro)がリリースされた。
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スタンダードモデル同様、プロモデルのVueも640×512と336×256の2種類のサイズがあり、両方とも非冷却VOxマイクロボロメータのサーモイメージ撮像装置を搭載している。スペクトル帯は7.5~13.5μmで、この新しいモデルはデジタルサーモビデオも撮影可能(MJPEGとH.264のどちらかのフォーマットにて録画)だ。アクセサリーポートによりユーザーは画像のカラーパレット変更、録画のスタート・ストップ、e-ズームといったカメラの機能をダイレクトにコントロールできる。MAVLinkとの互換性もあり、Vue Proはマッピング、調査、精密農業に使われるような標準の飛行コントロールシステムと接続することができ、加えて自動画像キャプチャも設定されている。
また、それぞれの画像にUAVの位置や他の重要な飛行に関する情報を注釈として付けられるような機能もある。さらに、Vue ProはBluetoohモジュールが搭載されており、ユーザーはiOSとアンドロイドのアプリでカメラのオプションを設定することができる。
FLIR社の副社長で製品戦略担当のJeff Frank氏はこう語っている。
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Vue Proは通常のVueよりもさらにサーモイメージの機能が高く、sUASのオペレーターの手に収まる優れた柔軟性を持っています。Vue Proは効率性を高め、ビジネスにおける重要な決定に役立つ実用的なサーモデータを民間用ドローンのオペレーターが扱うことを可能にしてくれるのです。