FLIR Systemsは、ドローン向けデュアル赤外線ズームカメラ「FLIR Vue TZ20」の発売を開始した。DJI Matrice 200およびMatrice 300シリーズの機体に合わせて開発した初めてのジンバル付き高解像度デュアル・サーマルカメラとして、FLIR SystemsやSkyLink Japanで購入することができる。
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FLIR Vue TZ20は、狭角と広角それぞれに解像度640×512のFLIR Bosonサーマルカメラ・モジュールを採用したことで、20倍のデジタルズーム機能と合わせて高い状況認識力を提供し、公共の安全や産業分野における検査を遠近両面で行えるという。
FLIR Systemsコンポーネント事業担当ジェネラルマネージャのポール・クレイトン氏は次のようにコメントしている。
FLIR Vue TZ20によって、DJI Matrice 200とMatrice 300シリーズの機体向けフリアーのデュアル・サーマルカメラをジンバルで搭載できるようになりました。警察署や消防署による捜索と救命といった公共の安全から、産業上の重要なインフラ検査まで、ドローンの操縦者はその任務の遂行にあたり、さらに優れた認知性が得られるようになります。
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保護等級IP44とすることで悪天候でも利用でき、全重量640gというFLIR Vue TZ20は、視野角95°の広角Bosonカメラと視野角19°の狭角Bosonカメラを備えており、操縦者はターゲットを簡単かつ高解像度に捉えることができる。
FLIR Systemsでは、DJI Payload Software Development Kit(PSDK)およびDJI Skyport 2.0プラットフォームをもとにFLIR Vue TZ20を開発し、DJI Pilot Softwareを通じたプラグ&プレイな運用を可能にした。また、20倍ズームによる動画ストリーミングや録画、静止画の撮影などの搭載機能により、オペレータは安全な距離を保ったまま任務を実行できるとともに、必要な温度データを細部にわたって取得できる。