txt:田口厚 / 編集部 構成:編集部
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199gのインテリジェント自撮りドローン「DOBBY」の実力はいかに!?
最近、次々に発表されている「自撮り用小型ドローン」ですが、中でも本命はZEROTECH(中国深セン)の「DOBBY」ではないでしょうか。改正航空法の対象外となるカタログ値199g(改正航空法の対象は200g以上)の本体重量に高画質カメラ、GPS等各種センサー類による安定飛行など、いろいろな意味で場所を選ばない高性能ドローンとなっています。
今回はいち早くサンプル機体を入手しましたので、日本最速でDOBBYの実力を検証してみたいと思います。今回飛行前に色々と検証してみたく編集部員が駐在する香港で入手し、レビューを敢行しました!そのため開封の儀で使用したDOBBYは、日本国内用ではないものです。予めご了承ください。後半は、日本国内版を一早く入手したので飛行レビューもこのあと紹介したいと思います!
基本スペック
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重量 | 199g |
サイズ | 135mm×145mm×36.8mm(アーム展開時) 135mm×67mm×36.8mm(アーム収納時) |
最高時速 | 28km/h |
写真解像度 | 4208×3120px |
動画解像度 | 1080p@30fps |
手ぶれ補正 | あり |
バッテリー持続時間 | 9分 |
内部メモリ | 16GB |
ワクワクドキドキの開封の儀
まず、パッケージを開封してみたいと思います。どことなく、どこかで見た感じのパッケージですね。人気のあのスマホのような箱に入っています。箱を開封してみると内容物は本体、取扱説明書、バッテリー、充電器、USBケーブル、USB変換アダプターと至ってシンプル。さっそく本体重量を計ってみます。
重量は手元のデジタルスケールで198.5g!コンマ5gは誤差の範囲と考えて問題無いでしょう。ちなみに、夏に深センのZEROTECHへ取材に行ったときに聞いた話だと、日本の法律を意識したわけではなくアメリカの法律にある250gを基準に設計したとのこと。偶然生まれた199gという重量が、日本市場では大きな意味を持ってしまったわけですね。
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次に、サイズのチェックをしてみます。持ちやすいこのサイズ、実は人気のあのスマホ(iPhone 6s)とほぼ同じサイズになっています。これならポケットに入れても持ち運べそうです。
本体裏側もチェック。下面後方には超音波センサーとポジショニングカメラが見えます。超音波センサーは高度を計測し、ポジショニングカメラはGPSが入らない環境において画像解析から位置情報を割り出す役割を担います。これらのセンサーで安定したホバリング・飛行が可能なわけですね。
カメラは手動で角度を変更することができます。水平方向から下向きに4段階(水平を90°として67.5°/45°/22.5°/0°)、上向きに1段階(22.5°)です。フライトする高さと被写体の角度をイメージして事前に変更しておく必要があります。
意外とかかる充電時間
バッテリーは、7.6Vの2セルのリチウムポリマーバッテリーです。容量は970mAhなので、モバイルバッテリーから充電ができそうです。充電器は非常にコンパクト。接続に上下左右関係ない最新のUSB-TypeCケーブルで充電器側と接続し、通常のUSBケーブルで電源と接続します。また、バッテリーのチェックボタンを押すと、LEDをインジケーターでバッテリー残量のチェックも可能。このあたりの機能は便利ですね。
問題は…充電時間。なんと、10%残量からフル充電(2.4AのUSBアダプター使用)に約2時間かかりました。ここはもう少し改善してほしい点です。次回はいよいよ飛行テストですぞ!お楽しみに!