MMC 董事長 卢致辉氏(左)、エアロネクスト代表取締役CEO 田路圭輔氏(右)、UAV Expo Shenzhen 2019のプレス発表会にて
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株式会社エアロネクスト(以下:エアロネクスト)と中国・深圳産業ドローンメーカーである深圳市科比特航空科技有限公司MicroMultiCopter Aero Technology Co., Ltd.(以下:MMC)は、エアロネクストの独自の重心制御技術「4D GRAVITY」テクノロジーを搭載した産業ドローンの中国市場における普及に向けて戦略的提携を行ない、幅広い産業用途に利用可能な4D GRAVITY搭載ドローンの開発着手をドローンの本場深圳で開催された「UAV Expo Shenzhen 2019」で発表した。
MMCは、当時コンシューマドローンのみだったDJIから産業用ドローンに特化するためにスピンアウトして立ち上げられたドローンメーカーだ。長時間フライトできる水素エンジンドローンなどを得意としている企業だ。
エアロネクスト独自の重心制御技術4D GRAVITYテクノロジーは、UAVにおける機体の構造を根本的に見直し開発したもので、従来のドローンでは実現できなかった安定性、信頼性で産業用ドローンの用途範囲を拡大している。既に様々な用途を想定した、4D GRAVITY搭載の産業用ドローン「Next」シリーズの原理試作を複数種類発表している。
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5月には深圳市にあらたに現地法人「天次科技(深圳)有限公司」を設立し、中国市場での4D GRAVITYテクノロジーライセンスビジネス推進の一歩を踏み出した。
MMCは2010年に設立され、深圳・宝安に本社と工場を構える他、浙江、広東、湖北等に研究開発、生産、トレーニング拠点を持っている。産業ドローンの設計・加工、各種パーツの開発生産、操縦用のシステム開発までの包括的サプライチェーンを持つことでワンストップの対応を可能としている。測量、セキュリティ、消防、電力架線工事などの用途に対応できるマルチコプター及びVTOL製品群に加え、25種類を超えるペイロードに特徴を持ち、顧客ニーズに応じた機体のカスタマイズが可能。
エアロネクストは中国市場をグローバル展開のショーケースと位置付けており、MMCを中国市場での戦略的パートナーに迎え、多様な用途に対応可能な産業ドローン機体の開発を大きく前進させていきたいとしている。