はじまりはいつもニューヨークから!
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DJIの新製品発表はいつもニューヨークから始まる。今回もDJIのお披露目は、8月23日予定通りニューヨークで行われた。今回はマンハッタンのおなじみの会場を離れ、イーストリバーを渡ったブルックリンの倉庫街にある広々としたイベントスペースが会場となった。
恒例のニューヨーク発の新製品発表会に今回もDRONE編集部も駆けつけた。今回も現場の雰囲気をお届けしつつMAVIC2似ついて見ていこう。
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オンタイムで程なくステージに現れたのは、DJIプロダクト・コミュニケーション・リードの肩書きを持つマイケル・オルデンバーク氏。
当初7月に新作発表予定が8月にずれ込み、プロダクト内容が事前ほぼ明るみになった今回の新製品発表会。「もう情報を持っている人もいますよね」と軽い冗談を言いながら、オルデンバーグは新作MAVIC2を発表した。
今年年初に発表されたMAVIC AIRに続き、2016年のMAVIC登場以来となるアップグレードは、MAVIC ZOOM とMAVIC PRO(以下、ZOOM、PRO) の二種。ZOOM には、24-49mmのオプティカルズームカメラを搭載し、映画撮影で使われる「ドリーズーム」と呼ばれる、カメラを後退させながらズームインさせる撮影手法が可能となった。
これまでの「らせん」や「ブーメラン」などの撮影方法と合わせ、より多様な映像撮影が可能になった。
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一方のPROは、1インチのセンサーにスウェーデンのハッセルブラット社と共同開発したカメラを搭載し、かつてない高画質を実現。両種ともに、上下を含む全方位に障害物感知センサー計10個搭載して安全性を高め、搭載メモリ8GB、最高時速約71キロ、飛行時間最長31分と、全体のスペックが上がり、惜しみなくDJIの最新技術を満載した形で登場した。
プレゼンテーションも中盤に差し掛かり屋外でマンハッタンをバックにMAVIC2のフライトデモが行われた。これまでのMAVICに比べ飛行音が静かになったのも嬉しいところだ。
オルデンバーグ氏は最後に、「このMavic、発売開始は…今からです!」とサプライズ。商品についてはリーク情報を得ていた記者たちもこれには驚き、会場がどよめいた。
これまでのD予約注文ではなく発表と同時に手に入れることができる。今月スカイロジック社が発表した調査結果によると、DJIは、ドローン市場の74%を占め、引き続きドローンマーケットを牽引するまさにこの存在感を見せつけた新作発表会となった。さらにDRONE編集部ではMAVIC2の真価を追ってみようと思う。
Photo by Takuya Sakamoto