SHOTOVER社は映像・報道分野における航空撮影機の開発を行っている企業。SHOTOVER社の提供するジンバル・スタビライザープラットフォームはカメラ機材の抜群の安定性とコントロールのしやすさを提供している。そのSHOTOVERが新たな商品SHOTOVER U1をIDE2015で発表した。
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このSHOTOVER U1は様々なメーカーの様々な種類のカメラとレンズを搭載することができる。Alexa mini RED Weapon、Sony Fs7 / F55、Canon C500 / 5DそしてFujinon、Optimo、Canon、Leica、Zesisいわゆるシネマカメラとレンズの組み合わせを推奨している。今後映画業界でも革命をおこすのは間違いないだろう。
SHOTOVER U1のジンバル(U1g)は曲線と骨太のアームで構成されているのが特徴だ。U1Gは、ドローン本体から取り外すことが可能で、単体で自動車やバイク、ボートなどに搭載することができるジンバルだ。購入ももちろんドローンとジンバルのU1だけでなく、ジンバルのみのU1gを選ぶことができる。
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U1の他の機能には、高性能フライトコントロールやバッテリーシステム、HDビデオを地上へのデータ伝送する機能などがある。2016年第1四半期には正式に販売される。U1は既に数ダース分の予約が入っていると言う。ちなみにU1gは、$72,000、U1は、$125,000-と言う価格帯だ。
U1は以前SHOTOVER社がリリースして既に空撮で活躍しているSHOTOVER F1とSHOTOVER K1のジンバル・スタビライザー・カメラシステムと共に今後航空映像の分野で導入されていく予定でもある。最近ではハリウッド映画「ジュラシック・ワールド」、「ワイルド・スピード SKY MISSION」、「007スペクター」などで活用されている。そしてBBCのカナダの野生動物を撮影したドキュメンタリー映像を撮影での使用も決定している。
SHOTOVER社長Alex Giuffrida氏はこう語る。
弊社U1は報道機関、大手映画製作会社のために特化し、普段の撮影用の高画質・高品質のカメラと同じレベルで撮影のできる初めてのドローンである。このドローンならクレーンやヘリコプターでは撮ることのできない、滝の中の映像など、感動的な映像を画質を落とすことなく撮影できる。今後法律専門の分野、農業などでも導入することができる。
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U1のバッテリーシステムは、画面にバッテリーの状態を表示させ、調子の悪いバッテリーのみを切ることができ、安全に飛行をさせることができる。フライトコントロールシステムは、すぐにバックアップフライトに切り替えることができる機能がついている。
更に撮影中でも簡単にカメラレンズを交換できる仕組みやパン撮影中でもブレずに安定した撮影できるバランスシステム等ユーザーにとってありがたい機能が搭載されている。他のSHOTOVER製品の様に、U1には国際交通軍事規制がない。そのため輸出に米国国務省の許可がいらないという。