各社オリジナル機体が勢揃い。多数の機体展示が目立つ
今回で2回目となるIDEは、どうだったのか?今年2015年は世界各地でドローンに関する展示会が数多く開催された。それだけ世の中の関心も高いということだ。ドローンと言えども多岐にわたり毎回それぞれ特色のある展示会が開催される。どの方向に向かうのか?推し量る事が出来る。
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IDEの展示会内容に関しては、周辺機器、ソフトウェアソリューション方面の出展は、控えめで、総じてドローン機体本体を出展するところが多いのが印象的だった。例えば、モーターショーであればやはり車が展示の花形であるが、IDEでもドローンショーのごとく多数のドローン実機が会場を埋め尽くした。大手ドローンメーカのDJI、YUNEECに追従する形で北米や中国からの新興メーカー(ドローン業界自体新興市場ではあるが…)の姿が多く見られた。
同じようなドローン機体が多く並ぶと何が違うのだろう?と目立たなく、埋もれてる印象を受けた。やはり映画撮影用、農業用など使用目的が明確に提案されている機体の方が注目を浴びていたように見受けられた。IDEでも90社をこえる出展社が集い、ドローン市場がこれから何処へ向かうのか?を知る事の出来る内容だった。ここでも業界の加熱ぶりを目の当たりにした。各ドローンの詳細レポートは随時紹介して行くが、今回は会場で見つけた気になる物をダイジェストとしていくつか紹介して行きたい。
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会場で見つけたドローンとその周辺01
■AURORAcamera | AURORA 4K+
映画用空撮に特化したドローンを手がける映像制作会社XM2のブースで展示されていたのが、AURORA 4K+。0.72Kg(本体のみ)を実現した小型の筐体で、やはりドローン向き。さらにPL / EFマウントそしてPanavisionマウントに対応各シネマレンズ装着可能。シネマ4Kサイズを超えた4096X3072で収録可能。現在は未だβ版と言う事で2016年初頭にはローンチされる見通しだと言う。
■ZEISS | ZEISS VR ONE
レンズで御馴染みのZEISS(ツァイス)は、ヘッドマウントディスプレイZEISS VR ONEを展示。スマートフォンを装着するタイプだが、最近ではVRやARを体験する物によく使用される。 価格は、$120 。筐体デザインも美しく視野角100°で装着感も悪くない。ドローンに関して言えばやはりFPV向けに最適と言える。
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■DRONE EXPRESS | UAV Tape
日本から出展のDRONE EXPRESSは、親元が「ナポリの竃」で御馴染みのピザ会社。将来のデリバリーを視野にいれこの業界に参戦したと言う。既に実証実験も慶応大学と共同で行われていると言う。
今回紹介するのはドローンとその周辺のガジェット。おもり粗衣のは、ドクター中松氏が開発した、UAVテープを紹介していた。テフロンを含む素材でドローン本体の補修に使えると言うもの。
■Blackmagic Design | Blackmagic Micro Cinema Camera
映像業界の風雲児ブラックマジックデザイン。価格破壊を幾度と繰り返し、ユーザーには嬉しいメーカである。もちろんドローンに関してもいち早くプロ向けカメラを提供。ドローン搭載用にマイクロフォーサーズマウントでスーパー16mmデジタルフィルムカメラ、Blackmagic Micro Cinema Cameraを中心に展示。小型ながらその仕様は完全にプロ向けの1台。しかしながらカメラをそのまま展示しドローンにどう使うのか?という質問が来場者相次いでいたのが少しもったいないところ。
■HOODMAN | LaunchPad
映像業界ではお馴染みのFOODMANもドローン用フードHAV1を展示。エクステンダーをつける事もできる。HAV1は、$49.99、エクステンダーは$39.99で販売中。今回のIDEでの新製品は、簡易離発着場。拡げるだけで、そのままドローンの発着場になるというもの。撤収も簡単でただ折り畳むだけ、大きさは3m、重量は10パウンド(約4.5kg)。値段は$100。