近年、防衛・民生の両分野において無人機を活用した技術は急速に進展しており、偵察や攻撃などに用いられる無人機への対処能力の重要性が高まっている。こうした環境変化を踏まえ、東芝とProdroneがそれぞれ保有する技術・知見を結集し、防衛分野における新たな対処能力の創出を目指すものだという。
本技術連携では、両社の強みを生かした迅速な開発体制を構築するとともに、防衛における民生技術の活用によるコスト競争力と量産性の向上、ならびに国産部品を基本とするサプライチェーンを構築し、安定的な供給体制の確立を目指すとしている。
具体的にProdroneは、産業用ドローンの開発・製造で培ってきた機体設計技術と量産実績、大型マルチコプターや長距離飛行機体の開発を通じて蓄積してきた自律飛行制御および機体制御技術を提供し、ドローンに求められる機動性能と信頼性を両立する機体開発を推進する。
あわせて、Dual-Use領域における開発経験と、スタートアップならではの開発スピード・柔軟性を生かし、要求への迅速な対応を可能にする。東芝は、レーダ、防空、指揮統制システムの開発で培った技術・知見に加え、防衛装備品の品質保証、法令対応およびシステムインテグレーションに関する知見を生かし、防衛分野で求められる高い信頼性を備えたシステムの実現に取り組むとしている。
Prodroneは、東芝のもつ防衛分野における知見と、Prodroneがもつ先進的な技術や開発力と融合し、防衛装備品の高度化と我が国の安全保障能力の向上に貢献していく方針だ。