NECフィールディング株式会社および物流機器やFA機器をトータルで提供する株式会社IHI物流産業システムは、フランスのExotec社が開発した倉庫のピッキング・仕分け作業を自動化・効率化する倉庫自動化システム「Skypod」(以下:本システム)をNECフィールディングのITシステムの保守部品倉庫である相模原テクニカルセンターへ導入し、本年1月19日より稼働を開始した。
これにより、NECフィールディングは保守部品の入出庫作業を従来比で約8分の1に短縮するとともに、保管スペースの有効活用と業務標準化を推進することで作業の属人化を抑制し、より精度の高い保守サポート体制を実現した。
本システムは、ロボット自らがラックを昇降し、対象アイテムを作業者の手元まで搬送する「Goods to Person (※)」方式を採用した3次元高速ピッキングシステムである。本システムの導入により相模原テクニカルセンターでは、部品の入出庫を自動化し作業時間の短縮と、正確な入出庫処理によりヒューマンエラーの低減を実現し、在庫管理の精度を向上させた。NECフィールディングは今後、相模原テクニカルセンターにおける、先進的なロジスティクス技術を活用した高いセキュリティ環境下でのお客様部品保管サービスを、オファリング型マネージドサービスの提供メニューとして展開予定である。
NECフィールディングは、今後も倉庫の自動化など保守サポートにおけるDXを推進し、障害復旧対応の迅速化とサービス品質の均一化を図る。また、ロジスティクスにおけるDXも加速し、お客様の事業継続を支援していく。
IHI物流産業システムは、本プロジェクトにおいて、全体の統括を担い、エンジニアリング・据付・アフターサービスまでを一貫して対応する。従来の倉庫運営を革新し、物流をコストセンターからプロフィットセンターへと転換する取り組みを推進していく。
(※) Goods to Person (GTP):商品や容器を作業者の前まで自動搬送し、その場でピッキングする方式のこと。


相模原テクニカルセンターの概要
- 施設名:相模原テクニカルセンター
- 所在地:神奈川県相模原市中央区田名字白雨台3532-15 GLP ALFALINK相模原2
- ロボット台数:15台
- 保管ビン数(商品を保管するためのコンテナ):10,818ビン
- 主な用途:倉庫内の保守部品のピッキング
各社コメント
NECフィールディング株式会社 ロジスティクス統括部長 岩田勝氏
この度、NECフィールディングはIHI物流産業システム様およびExotec様との共創により、相模原テクニカルセンターにて3次元高速ピッキングシステム「Skypod」を導入しました。「Skypod」の導入によって、倉庫業務の自動化・省人化を推進し、入出荷能力の向上やピッキングミスの防止による安定した作業品質を確保します。
また、免震構造の採用、停電などの災害リスクへの対策、および強固なセキュリティシステムを備えた施設、さらには全国340カ所の保守拠点や107カ所の倉庫とのネットワークにより、お客様と社会課題の解決を力強く支援します。本取り組みは、当社が推進するロジスティクス変革の象徴的なプロジェクトであり、今後もテクノロジーと現場運用を一体化した物流DXを通じて、お客様および社会の持続可能性の向上に挑戦していきます。
株式会社IHI物流産業システム 取締役 営業部長 関 雅美氏
この度、NECフィールディング様の相模原テクニカルセンターにおいて、3次元高速ピッキングシステム「Skypod」が本格稼働を迎えたことを大変光栄に思います。本システムは、高密度保管と高速ピッキングを両立するGoods to Person方式により、保守部品物流における生産性向上と作業品質の安定化を実現する洗練されたロボティクス、倉庫自動化ソリューションです。
当社は、物流現場のシステム設計から施工、稼働立ち上げまでを一貫して担当してまいりました。今回の導入では、Skypodの先進技術を最大限に活かし、保守部品物流における高速化・標準化・高精度化を実現する運用モデルを構築しています。今後は、安定稼働と継続的な改善に向けた運用支援を通じて、マネージド型物流サービスの高度化にも貢献してまいります。今後も、NECフィールディング様の事業成長を支える高付加価値な物流基盤の構築に貢献してまいります。