JERAと東宝株式会社が推進する「24/7カーボンフリー電力」の実現に向け、水素燃料で発電するカーボンフリーな電力を供給する。
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今回、分散型電源として、100%水素燃料で運転する水素燃料電池発電システム2機と水素専焼エンジンコージェネレーションシステム1機を納入し、水素燃料を活用してカーボンフリーな電力供給を実現した。
この電力は、JERAの太陽光発電システムによる再生可能エネルギーと合わせて、国内最大規模の撮影スタジオである「東宝スタジオ」(東京都世田谷区)で使用される。
また、JERAが収集した電力需要データや発電量予測をもとに、ヤンマーのエネルギーマネジメントシステムで水素発電の自動制御行い、エネルギー利用の効率化に貢献するという。
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ヤンマーエネルギーシステムは、岡山県に設置した水素関連実証施設「YANMAR CLEAN ENERGY SITE」で水素燃料電池発電システムの実証を進め、2024年8月に商品化を発表した。
今後も、本システムを通じて、お客さまの脱炭素への取り組みに貢献するエネルギーソリューションの提案を進めるとしている。
納入案件概要
納入機器 |
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納入場所 | JERA袖ケ浦火力発電所構内(千葉県袖ケ浦市中袖2-1) |
稼働開始日 | 2024年11月29日(金) |
水素燃料電池発電システム「HP35FA1Z」
主な特長
- 発電時の温室効果ガスおよび大気汚染物質の排出ゼロ
- 系統連系用電力変換装置などの関連機器内蔵による現地施工の簡素化
- 同出力帯では最小クラスの設置面積を実現したコンパクト設計
- 電力需要や水素利用可能量に合わせ、最大16台の複数台一括制御が可能
- 停電時の電力供給を可能とする自立出力に対応(ブラックアウト仕様)
仕様
型式 | HP35FA1Z |
発電効率 | 51.2% |
発電出力※ | 35kW (連系時)、35kVA (自立時) |
燃料電池の種類 | 固体高分子形燃料電池 (PEFC) |
燃料 | 水素(純度≧99.97%) |
制御台数 | 最大16台 (連系運転時) |
サイズ | 幅2,340mm×奥行900mm×高さ2,290mm |
質量 | 1,650kg |