機体は炭素繊維複合材料で作られており、高強度、軽量を実現している。FDG51は、重くて精密な機器を使用する大規模な測量やマッピング作業において優位性を発揮するとしている。
- Advertisement -
FDG51は、空力と美観を両立させるため、前翼はスイープ&正二面体、後翼はアーク二面体を採用。高アスペクト比構造となっており、無駄な空気抵抗を発生させる余剰部分がない。様々なペイロードに対応できる広いキャビンがあり、最大積載重量は55kgに達する。
胴体にはブラケットがあり、機器の取り付けに便利。モジュール式推進システムの設計により、尾部動力キャビンにエンジンやモーターを装備することができる。FDG51の離陸質量は100kgだが、胴体と主翼の間にプラグイン構造を採用しているため、UAVの組み立てに10分もかからないとしている。
仕様
寸法 | 305×80×95cm |
全長 | 2566mm(エンジン含まず)2905mm(エンジン含む) |
全高 | 930mm |
翼幅 | 5100mm |
機体材質 | カーボンファイバー複合材 |
エンジン | ガソリン・ピストン・重油エンジン |
機体重量 | 55kg(パイロット&バット&燃料&ペイロード) |
離陸重量 | 100kg |
水平速度 | 28~50m/s |
巡航速度 | 30m/s |
燃料消費量 | (ガソリン):4~5.5l/h、(重油):1.8~2.5l/h |
失速速度 | 25m/s |
上昇速度 | 4~6m/s(固定翼) |
高度 | 5000m |
気温 | -30℃~50℃ |
耐風性 | 離着陸レベル5、巡航レベル6 |
外形寸法・重量 | 3050×800×950mm/107kg |
保護等級 | IPX4 |