今回、第2号機を阪急阪神不動産株式会社の協力のもと、大阪梅田ツインタワーズ・サウス屋上に設置した(設置期間:2025年10月31日まで)。
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これにより、大阪駅を中心とした大阪都市部上空の風況をリアルタイムに観測・可視化することが可能となった。すでにアジア太平洋トレードセンター(ATC)ビル屋上に設置している第1号機と重なるエリアでのデータフュージョンによって、より正確な風況観測が可能となるという。
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メトロウェザーは今後も、大阪市街地・大阪周辺へと観測エリアを拡大していく予定だ。
同一エリアにおける2台設置は国内初であり、取得されたデータは、竹見哲也氏(京都大学 防災研究所 気象・水象災害研究部門 教授)が取り組む、「熱に対する操作手法の開発」の研究にも活用される予定。
大阪が世界に先駆けて、ドローンや空飛ぶクルマの先進都市となることを同社は風況観測の立場からより一層支援していくとしている。
京都大防災研究所 気象・水象災害研究部門教授の竹見哲也氏は、次のようにコメントしている。
竹見氏:市街地の風は、面的にも時間的にも複雑に変化します。そういった風の詳細な情報は、都市環境の把握や強風災害の防止という点で大切です。ドップラー・ライダーによって複雑に変化する風をリアルタイムで観測することができれば、市街地の環境情報として幅広く活用することが期待できます。