VTOL型の固定翼UAV(以下:ドローン)を使用し、事前に設定した飛行ルート設定に従って自律飛行させ、大島を周回しながら海岸を撮影する事で、被災状況を迅速に確認することについての有効性を検証した。
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伊豆(河津町菖蒲沢海岸)から垂直離陸したドローンは、海上横断をして伊豆大島を周回するのべ70キロの行程を正確に自律飛行し、1時間程度で大島の岡田港に安全に着陸をした。
背景
NTTデータは東京都からの受託業務において、災害時における港湾施設等の状態を把握するため、ドローンによる撮影に必要な機材や運用体制などを検討した。本業務では、港湾施設において、上記の情報収集体制を実現することを念頭においた実証実験を実施した。
撮影結果
概要(特長)
長距離を自律航行
海上横断飛行中は緊急着陸地点を陸地や海上に設置しないで、事前に設定したルートを正確に自律飛行(目視外)した。飛行距離は70キロになり、大島の海岸周辺を撮影した。
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リアルタイム中継
飛行時のカメラ撮影情報、機体情報はLTE回線を使ってリアルタイムで都庁等の遠隔地端末に中継した。
撮影した情報
ドローンから撮影した映像が、被災状況把握に役立つものかを検証した。
使用機体
垂直離着陸が可能な固定翼機(VTOL)を使用。
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今後について
NTTデータは、災害時の状況把握と情報共有の効率化を実現するソリューションを提供していく。
災害時における迅速な状況把握を目的に、ドローン飛行環境の構築、運用体制の支援する。また、ドローンで撮影した空撮画像等においてAIを利用して被災状況を可視化することで、迅速な被災箇所の把握できる。
また、これらの情報と、各種災害情報を統合し、これを組織内外に共有する情報連携基盤D-Resilioを提供。これにより、適切な情報が迅速に共有され、災害対策がより効果的に行えるようになるという。