2023年8月28日からスタートするサービスはSkyHub DeliveryとSkyHub Eatsで、住民ニーズに応じて順次サービスと対象エリアも拡大するという。新スマート物流SkyHubにおける配送の拠点であり一時保管倉庫の機能をもつドローンデポは、松東地区の「ほのぼの松東」内に構え、今年度中には各運送会社と連携した共同配送の検討も開始するとしている。
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新スマート物流SkyHubは、ドローン配送と陸上輸送を融合した新たな物流インフラを構築することで、地域課題の解決に貢献するもので、セイノーHDとエアロネクストが全国で推進しており、小松市は、山梨県小菅村、北海道上士幌町、福井県敦賀市、茨城県境町、千葉県勝浦市、和歌山県日高川町に続き、社会実装フェーズに入った自治体としては全国で第7番目となる。
サービスのための配送手段は軽バンとドローンで、ドローン配送においては、主にエアロネクストが株式会社ACSLと共同開発した物流専用ドローンAirTruckを活用する。
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8月28日以降、以下の2つのサービスを順次スタートさせ、住民ニーズに応じて商品ラインナップを充実・深化させつつ、対象エリアも広げいくという。
1.地域のスーパー、ドラッグストアなどと連携した買物代行サービス(SkyHub Delivery)
SkyHub専用サイトやチラシで買物した地域のドラッグストアなどの商品が、希望日時に個宅に届く買物代行・配達代行サービスだ。地域の商店のDX化支援の取り組みでもある、ネットスーパーのサービスとなる。
松東地区では、近隣にあるドラッグストアの約120アイテム(今後も拡大)の食料品、日用品から商品を選び、希望時間を選択して注文できる。料金は配送料300円(税込)とサービス料(商品代金合計の10%)。当面は午前12時までの注文商品を当日中にデリバリーする。
2.フードデリバリーサービス(SkyHub Eats)
小松市内の提携飲食店のフードを軽バンあるいはドローンにて届ける。料金は配送料300円(税込)を想定。
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ドローン配送にはエアロネクストが物流用途に特化してゼロから開発した可搬重量(ペイロード)最大5kg、最大飛行距離20kmの物流専用ドローンAirTruckを使用。8月28日は、地域住民の日常的な買物利用を想定して、ドローンデポのあるほのぼの松東の駐車場から松東こども園までの片道約1㎞を片道約3分で、メッセージカード付きのお菓子をAirTruckで配送した。
まずは松東地区内で複数のルートでドローン配送ができるよう準備をしており、年度内には、70日以上の運航とレベル3(無人地帯での目視外飛行)飛行でのドローン配送を目指し、秋以降からの実施を予定しているとしている。