ティアフォーが新たに開発した量産型自動運転EVバスを用いて、自動運転レベル4の実現に向けた走行試験を8月より塩尻市でスタートする。さらに、今年6月に塩尻市内に開所した地域DXセンター「core塩尻」に、新たに拠点を設けることで、塩尻市との共創活動を加速させていくとしている。
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今回の走行試験では、2025年度の導入を目指す自動運転移動サービスの想定ルートの一部を日常的に走行し、技術的な検証を行う。自動運転走行に必要となる高精度三次元地図は、アイサンテクノロジーと共に、塩尻市および一般財団法人塩尻市振興公社が提供している自営型テレワーク推進事業「KADO」が作成を行っている。
この走行試験を通じて自動運転の安定性向上を図るとともに、ドライバーによる介入頻度やその発生地点、シチュエーション等のデータを収集、これをもとに自動運転レベル4に向けた技術開発をさらに進めるという。
塩尻市やその他の関連機関および地域住民と緊密に連携しながら、2024年度には一部ルートにおける道路運送車両法に基づくレベル4の認可取得、そして2025年度には自動運転サービスの本格提供を目指すとしている。