SkyHub®TMSは、種類の異なる様々な荷物の管理を一元化し、利用可能かつ最適な配送リソースに荷物を割り当て、荷物の動きの可視化・データ化を実現することで、地域物流を効率化する新スマート物流システムだ。
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今回、あらたにマルチモーダル機能などを搭載し、ドローン配送時は、KDDIスマートドローンの運航管理システムと連携することにより、SkyHub®TMSにてドローンの運航計画の自動策定や運航状況のリアルタイム確認などが行えるようになったという。
SkyHub®TMSは、株式会社エアロネクストとセイノーホールディングス株式会社が共同で開発し推進する新スマート物流SkyHub®の全国展開においてコアとなるシステムで、昨年10月に株式会社ネバーマイルと業務提携契約を締結し、共同して開発を進めてきた。
SkyHub®を社会実装している各地で実証実験を重ねてきたが、今回、あらたにマルチモーダル機能などを搭載することで一段のグレードアップと共に、KDDIスマートドローンの運航管理システムを連携できるようになった。
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トラック配送とドローン配送を組み合わせて効率化・管理するためのマルチモーダル機能を搭載したTMSは日本初という。
機能と利点
マルチモーダル機能
荷物を緊急度、配送距離、重量、大きさ、内容などで分類して最適な配送手段を選別して配送管理する機能。一般的なTMSではトラックなど単一の配送手段のみの管理だが、SkyHub®TMSではドローンなどの配送手段を組み合わせて管理することが可能となる。これにより、配達効率の悪い荷物をトラックの配送ルートから外し、その荷物はドローンに任せることで、地域配送全体を効率化する。
特にドローン配送においては、KDDIスマートドローンの運航管理システムと連携し、複数のドローンが飛んだ軌跡を全てSkyHub®TMSの一画面上で確認できる。また、ドローン着陸が荷物配送先に着陸して荷物を切離し、再離陸というアクションで、注文のステータスを完了にすることが可能。この機能を備えているTMSは日本初という。
マルチロジック機能
配送員の経験などによって配送ルートを指定するロジックを使い分ける機能。株式会社オプティマインドのラストワンマイル配送におけるクラウド型自動配車サービスLoogia(ルージア)で注文や車両を考慮し、最適な車両、順番に荷物の割付けできる。
Loogiaの自動配送ルート指定機能を活用することで経験の少ない配送員でも最適なルートで配送ができ、反対に経験豊富な配送員はGoogleを用いることで道路の混雑状況や駐車位置などのデータ化できない様々な知見を活かし配送ルートを自由に設定できる。
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このアップグレードしたSkyHub®TMSは新スマート物流SkyHub®を社会実装している山梨県小菅村、北海道上士幌町、福井県敦賀市、茨城県境町、千葉県勝浦市で順次投入していくという。またトライアルパートナーである地域運送会社ともSkyHub®TMSを通じてマルチロジック機能、マルチモーダル機能の実証実験を実施予定だ。