自動走行ロボットの活用は物流のラストワンマイルを担うことから、映像センシング技術をデジタル映像ソリューションのキーテクノロジの一つとして位置付けて研究開発に取り組んでいるという。
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本実証実験では、ブルーイノベーション株式会社の協力を得て、異機種・複数のロボットやセンサを遠隔で制御・統合管理する同社のベースプラットフォーム「Blue Earth Platform」(以下、BEP)と接続された4WD小型自動走行ロボットに本センサを搭載・連携させた。
自動走行ロボットの自動走行中に本センサが人物を検出するとBEPを通して自動走行ロボットを停止させるという一連の動きを検証し、悪環境でも高精度に人物検出が可能なロバスト性と安全な自動走行の可能性を確認。
今回の研究開発は、自動走行ロボットの活用によって物流業界の抱える人手不足問題の解決を目指すもので、既存のセンサでは難しいとされていた条件下での自動走行を実現し、より安全な自動走行ロボット走行に寄与する。既存の可視カメラセンサやLiDAR(Light Detection And Ranging)では人物の検出が困難な夜間や霧などの悪環境において、本センサを用いることで人物を検出し、さらに人物までの距離も算出することが可能であることを確認した。
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本センサを自動走行ロボットに搭載することで、従来は人物検出が難しいとされていた悪環境下の人物検出精度を向上させ、より安全な自動走行を実現できるという。
ザクティは、現在ドローン向けの可動式カメラの開発・製造・販売を行っており、同様の技術や製品の自動走行ロボットへの活用を検討している。雨天や霧などの影響を受けにくい赤外線カメラを、LiDARや可視カメラと組み合わせて使用することで、より高い安全性を備えた自動走行が可能になるという。