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特集

ブルーイノベーション、送電線点検DX「BEPライン」を披露。センサー検知と自動追従で作業効率を大幅改善 [国際ドローン展2026]

球体ガードを備えた点検用ドローン「ELIOS 3」を販売するブルーイノベーション。2026年6月に開催された「ジャパンドローン 2026」や「第8回 国際 建設・測量展(CSPI2026)」と、精力的に展示会出展を行い、ソリューションをアピールしている

2026年7月16日
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BEPラインミニがDJI Matrice 30の機体上部に取り付けられている。もちろんDJI Matrice 350 RTKといった大型産業機でも使用可能だ

ブースに設けられたゲージ内では時折ELIOS 3がデモ飛行し、来場者の関心を集めた。今回は同社が約10年に渡り開発・販売を行う送電線点検DXソリューション「BEPライン」を紹介する。

BEPラインは送電線をセンサーで検知して、離隔距離を一定に保ちながら送電線に沿って飛行し、異常を検知する。従来の送電線点検では作業員が双眼鏡で対象物をチェックしたり、鉄塔に登り目視したりしていた。これらの手法は手間がかかるだけでなく、鉄塔からの落下リスクもあり、ドローンの活用が望ましい。

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BEPラインの操作画面。離隔距離などがプリセットされている2

送電線点検で課題となるのは、電線が重力に引っ張られてたわむことだ。たわみに合わせて手動操縦することは困難である。そこでBEPラインでは対象の電線に沿って自動航行する仕組みを開発した。まず離隔距離、高さ、速度といった飛行パラメーターを設定する。その後、スキャンボタンを押して点検対象となる電線を選択すると、ドローンが対象の電線まで自動航行。プロポのスティックを操作してドローンの左右の動きを入力すると、その方向に自動で飛行し点検を始める。

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カメラが送電線を複数捉えると、どれを点検するか選択できるようになる

自動追従機能が実装されたことで、作業効率は格段に上昇した。まず、操縦する手間がなくなり画面を注視できるようになったので、異常箇所の発見に集中できるようになった。また、人が歩いたり鉄塔に登ったりする手間がなくなったことで、作業時間が大幅に短縮された。

このソリューションはもともと東京電力ホールディングス、テプコシステムズと共同開発された。現在では東京電力で導入が進み、約30拠点で日常的な点検に使用されている。また、北陸電力では鉄塔の最上部に通されている架空地線の点検に活用する。というのも北陸地方は落雷や積雪の影響で架空地線の損傷が起きやすいため、チェックが欠かせないのだ。

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従来の機材よりも小型化されたBEPラインミニ。これまで使用が難しかった場所の点検にも利用できるようになった

2026年5月にはBEPラインminiが導入された。従来の機材だと重く搭載ができない機体もあった。BEPラインminiは約73%軽量化し約200g未満を実現。これにより、DJI Matrice 30といった低ペイロードに対応する産業機にも搭載可能になった。今後はDJI Dock シリーズなどとも組み合わせて、自動航行による点検を実現したい考えもあるという。

TAGGED: ELIOS 3, ドローン, ブルーイノベーション, 国際ドローン展, 点検ドローン
watanabe 2026年7月16日
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