八丈島では自動車を運転できなくなった高齢者等の島民や来島者の利便性向上を目的に、2022年12月1日から2023年2月14日まで配達代行によるデリバリーサービスを試行導入。将来的な配送の担い手不足を見据え、中長期的な新しい配送手段として検討するため、ドローンによる配送実験も実施した。
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デリバリー試行導入事業と合わせて、分析・効果検証を行い、島内実装に向けた課題整理等を行う予定。
実証実験概要
背景と目的
東京都では八丈町と連携して、自動車を運転できなくなった高齢者等の島民や来島者の利便性向上を目的に、令和4年12月1日から令和5年2月14日まで配達代行によるデリバリーサービスの試行導入を行った。一方で、人口減少が進んでいる島しょ部では、今後配送の担い手不足の深刻化が懸念されることから、将来的に無人自動航行等によって少ない人員で配送を行える可能性があるドローンを活用した配送実験を行った。
実施日時
2023年2月5日(日)~2月9日(木)に計11回飛行 ※テスト飛行含む
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実施内容
交通が不便な地域に住む島民への買物支援や観光施設との連携を想定し、ドローンによる配送先を2か所(1.中之郷運動場、2.リードパークリゾート八丈島)設置し、店舗が多く集まる地域にほど近い八丈プラザ公園からドローンで配送した。
セイノーホールディングス株式会社とエアロネクストが開発推進するドローン配送と陸上輸送を融合した新スマート物流「SkyHub」でプラットフォームとして使用するSkyHubシステムと出前館アプリを連携させ、注文者が「出前館」アプリで注文すると、配送スタッフが商品を受け取り、ドローン離陸場所である八丈プラザ公園まで陸送によりデリバリーし、ドローンにセットする。
中之郷運動場までは片道約約9.6kmを約22分、リードパークリゾート八丈島までは片道約7.9kmを約19分で物流専用ドローンAirTruckで飛行し、注文者に届けられた。中之郷運動場で商品を受け取った注文者は「八丈プラザ公園からドローンで飛んでくるということだったので、届く頃には冷めているのかなと思いましたが、温かくおいしかったです」とコメントしている。