株式会社プロドローン(以降:PRODRONE)と、愛知県名古屋市天白区役所は、天白区災害本部機能を強化するため、「災害時及び平常時における無人航空機の活用に関する協定」を2022年12月12日に締結した。
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天白区は、土砂災害警戒区域を持つ区で、土砂災害のリスクが高いうえ、平成12年の東海豪雨では甚大な浸水被害が発生したことから、浸水被害によって近づけない場所の状況確認や、物資の搬送手段の確保も準備する必要があるという。そのような状況の中、天白区に本社をおくPRODRONEが区役所に協力の働きかけを行い、本協定の締結に至った。
本協定の締結により今後、天白において発災時、ドローンを使用して確認する必要がある際、区役所がPRODRONEに対し、被災状況の映像提供を依頼。区役所内に設置された災害対策本部は、提供された映像を確認し、関係機関と共有するとしている。人の立ち入りが困難な災害現場において、ドローンを活用し、被災者の捜索及び被災状況の確認などの情報収集を円滑に実施することを目指す。
天白区区役所 水野区長コメント
今回の協定は、災害発生時にドローンを活用した業務にご協力いただく内容です。災害が起こった際、この区役所に災害対策本部が設置され、区として情報収集に努めていかなければなりません。そんな中、PRODRONEのような確かな技術力を持つ会社に協力をしてもらえることについて、大変心強く感じています。今後は、天白区とPRODRONEが連携を強化し、区の災害対策を進めていければと考えています。
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株式会社プロドローン 戸谷社長コメント
ドローンは、デジタル田園都市国家構想の下、中山間部や離島での近未来のインフラとして期待されており、また「強くてしなやかな日本」を標ぼうする国土強靭化の視点でも、その利活用が重要と指摘されています。PRODRONEは、平時には生活基盤を支え、災害時には生活者の命を守るドローンを生産することにより、社会課題、地域課題の解決に資するドローン開発を目指しています。
愛知県名古屋市天白区に拠点を持つ企業として、PRODRONEは自社技術を最大限に生かし、ドローンを通して天白区域への貢献を推進していきます。特に災害時には、天白区役所と連携をはかりながら地域のために協力してまいります。