株式会社アトラックラボと株式会社アームレスキューは、消防用無人資機材搬送ロボット「ARG90-4WD」を協同開発したことを発表した。
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同ロボットは、機動性の高い小型の無人搬送車。
全長全幅900㎜、車体重量50kgと小型軽量ながら120Kgの積載能力を持ち、
電動の四輪駆動で荒れた路面でも走行可能だという。
操作は、無線による現場での操作のほか、GNSSを用いた自動搬送、LTE携帯電話回線を使った遠隔操作もできる。
速度は約10㎞/hで走行し、山林火災時の資機材搬送などあらゆる災害での活用を想定されている。
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土砂風水害による消防隊員の活動障害は、年々増加傾向にある。
2021年7月に発生した静岡県熱海土砂災害の際、消防車両に積載した救助資器材が、土砂や瓦礫に阻まれて現場に持ち込めなかった事案はその一例だ。
同ロボットは、こうした接近が困難な現場に各種救助器具、はしご、消防ホース、可搬式投光器をはじめとした消防資機材等を搬送する目的で開発されたという。
アームレスキュー社では、搬送する資機材に合わせて荷台の様々なカスタマイズに対応するとしている。