株式会社プロドローンは、災害時を想定したドローンによる線路点検を、2021年11月17日に愛知県名古屋市の名鉄築港線で、愛知県、名古屋鉄道株式会社、KDDI株式会社、中日本航空株式会社と協同して実施した。市街地におけるドローンでの線路点検は、鉄道業界初の試みとなる。
- Advertisement -
同実験では、名鉄築港線の大江駅から東名古屋港駅間約1.3kmの線路を、10分程度で往復。
点検は、災害時を想定してドローンを2回飛行させた。
1度目は、離陸から着陸までのすべての工程を自動航行させて障害物を確認。
2度目は、1度目の飛行で見つけた障害物までを自動航行した後、手動に切り替え、係員の指示に従って障害物の点検を行ったという。
従来は災害発生後、試運転車両や係員の目視で線路の状態を点検していたが、初動確認作業にドローンを活用できるようになれば、より迅速な対応が可能になるとしている。