ソニーのドローンブランド「Airpeak」がJAXA(宇宙航空研究開発機構)の風洞テストの動画を公開した。映像を見ると、かなりの強風の中でもドローンが非常に安定している。また、ドローンが撮影した映像も非常に安定していることがわかるだろう。風洞の中では風速が一定で、突風や風向きの変化がない。
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JAXAの風洞は、人工的に一定の速さの層流を作り出せる設備だ。強風下で機体に与える影響の評価や、どの程度の強風域まで機体が耐えられるかを測定することが目的となる。
実験の結果、開発機は自然界において人が立てないぐらい非常に強い風である20m/s程度の風速でも安定飛行を実現したという。トンネル内の風速は、最大でも時速70キロ以上に達する。動画の中で、ソニーは次のように記している。
今回は、先日実施した、JAXAでの耐風性能実験の映像を紹介いたします。我々は推進技術やフライトコントローラーを独自に開発し、強風下を含むさまざまな環境試験を重ねる事で、安定した飛行を高いレベルで実現することを目指しています。
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プロペラやモーター、ESC(Electric Speed Controller)を中心とするドローンの推進技術は、強風下でも安定に飛行するための重要な技術である。Airpeakは高い効率と応答性を両立した17インチのプロペラ、そのプロペラに最適化された高効率・軽量で大出力を生み出すブラシレスモーター、それらを適切に制御するESCを搭載し、強風下でも安定した飛行を実現する。
ドローンユーザーからフィードバックを得る共創活動を開始している。アメリカと日本で、ソニーと共にドローンを創り上げていくプロフェッショナルサポーターを募集している。
ソニーの「Airpeak」の詳細が見えてくることは非常に嬉しいことだが、まだその全体像は見えづらい。おそらく現状のモデルはプロトタイプで今後プロフェッショナルサポーターを招き入れ完成されていくだろう。