国際ドローン展では、その成果物である次世代小型空撮機体の開発試作機を展示した。
ACSLでは国産ドローン「SOTEN(蒼天)」をすでに官公庁や民間事業者に導入済みだ。開発試作機はSOTENユーザーからのフィードバックを活かして開発が進められている。
SOTENの大きな強みであったセキュリティ対策の性能は踏襲しつつ、サイズは一回りコンパクトにすることを目指す。重量も機体の各パーツを詳細に検討して軽量化をねらい、現状の開発試作機では1400g程度となり、SOTENから約18%ダウンとなった。

現在のドローンでは機体の全周囲をチェックするセンサーが搭載され、衝突回避に利用されるタイプが増えつつある。開発試作機でもそのトレンドにのっとり、機体上部と下部にそれぞれ3つのセンサーを備え、機体の全周囲に目を光らす仕組みにしている。
プロペラはワンタッチで取り付けられる折りたたみ式と、ネジ止めによる固定式の2パターンを検討している。折りたたみ式のほうが機体をコンパクトに収納でき利便性が高いが、データ上、固定式のほうの飛行時間が長くなる傾向がある。引き続き試験を重ねて、良い方を採用するか、両モデルをラインアップするか判断するという。

SOTENではペイロードのカメラが交換できる仕様が採用されたが、開発試作機では導入時にペイロードを決定する仕様を想定する。展示された機体には、「広角+ズーム+IR(赤外線)」を搭載したモデルと、「広角+ズーム」のみのモデルが展示された。
担当者は「将来、開発試作機をリリースした際には多くの人に使ってもらい、『日本製の機体も意外と使える』と思ってもらえたら」と意気込んでいた。
