これまでもスマートフォン自体を飛行させる案は多くあったが、ニューヨーク州に本社を置くスタートアップのLeshTronix Drone Systems社は、ホバリング式スマートフォンケースPhoneQuadを発表した。ホバリング式スマートフォンケースで、PhoneQuadが飛行中、ユーザーはハンズフリーで写真撮影が可能になる。
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ユーザがケースを手放すと、クワッドローターが空気を押し下げ、PhoneQuadを持ち上げ安定したホバリング開始する。複数のデザイン特許とユーティリティ特許を申請中だ。PhoneQuadは、ドローン用に自由飛行するようには設計されていないが、ホバリングする自撮り棒のような役割を果たす事になる。
音声認識ソフトウェアでPhoneQuadは、ズーム、ビデオの開始や停止、写真のスナップなどコントロールが可能だ。
父が関節炎を発症し、iPhoneを快適に扱えなくななった際にPhoneQuadのアイデアを思いつきました。
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父がイライラしていた時に、ハンズフリーでホバリングしながら子供たちとFaceTime通話ができたらどんなに素晴らしいだろうと思いました。
家族写真を撮影する際に、写真の撮影者である私の姿はほとんど写っていません。しかしPhoneQuadを使用すれば、自分も写ることができ、寂しさも軽減されるはずです。
そして、PhoneQuadが生まれ、私はすぐに多くのユースケースがあることに気付きました。
とLeshTronixのCEO兼創業者であるNeil Lesher氏は語る。Lesher氏は、家族、友人、あらゆる種類のパーティー参加者が写真、ビデオ、ビデオ通話など新しいレベルのコミュニケーションを生み出すことができる製品だという。
LeshTronixはxCraft.ioのエンジニアリングチームと協力して、ハードウェアとソフトウェアのプロトタイプを開発中だ。現在同社は、プロトタイプ開発のためにシードファンディングを募集している。コロナ禍とはいえ、VCからのドローンへの投資は活況を呈している。
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アマゾンやグーグル、インテルなどの大手企業がドローン技術に多額の投資をしているのは承知しています。我々へのレベルの投資はVCコミュニティの注目を集めており、PhoneQuadは多くの話題性を生み出し、それが強固な資金調達ラウンドにつながると信じています。
とLesher氏はコメントしている。PhoneQuadは、世界中のスマートフォンユーザーコミュニティに、文字通りハンズフリーの会話、写真、ビデオ体験を提供することになるだろう。