現地の様子
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フジ・インバック株式会社、朝日航洋株式会社、株式会社スカイマティクスの3社とJAXAは、日本の探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」で回収した砂を地球へ持ち帰るプロジェクトにおいて、無人航空機による空撮オペレーションと画像解析技術を応用することにより、地球上に落下したカプセルを検出する技術を開発すると共に、カプセル回収作業において早期のカプセル回収に貢献したことを発表した。
広大な砂漠地帯でのカプセル回収作業では、カプセルが発信するビーコン情報を元に有人ヘリにより探査する方式が採られているが、ビーコンの故障などの事態に対応するため、「はやぶさ2」プロジェクトよりバックアップ策の一つとして「無人航空機と画像解析技術を用いたカプセル検出システム」の検討が開始された。
フジインバックにて無人航空機の開発、朝日航洋にて搭載センサ選定や機材提供、スカイマティクスにて画像処理技術開発を担当し、3社共同により「無人航空機によるカプセル検出システム」を開発、提供した。
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2020年12月6日未明に地球の大気圏に突入したカプセルは、同日早朝にオーストラリア南部の砂漠地帯に着地。それと同時にヘリコプターによる回収作業が行われた。その後、大気圏に突入する際にカプセルを保護したヒートシールドの捜索が無人航空機で開始され、砂漠地帯で撮影した画像でヒートシールドの落下地点を早期に特定することに協力した。
■回収に使用した機体
V-6型機
- V-6型機 2機
- 搭載エンジン:86cc レシプロエンジン2基
- 燃料:灯油
- 飛行時間:3時間(増加タンク装備時5時間)
- 通信システム:相互衛星通信システム(映像及びデータ伝送可能)
- 安全対策:対有人機自動回避システム搭載、緊急用パラシュート搭載