株式会社アトラックラボは、無人搬送車のベースとなるローバー型ロボット「AT-CARTベーシック」を発売した。価格は税別18万円で、シャーシは組み立て済み完成品。
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AT-CARTシリーズは、ブラシレスインホイールモーターを2基搭載し、80kg以上のペイロードを誇るローバー型ロボットシャーシ。重量は片手で持てる10kgで、可搬性、安全性にも優れているという。物品搬送車、警備ロボット、除草材散布、消毒ロボットなど、ローバー型ロボットのニーズが高まっており、それらロボット開発を容易にするプラットフォームとして使用することができる。
応用製作例:RealSense T265を用いた屋内自律走行
AT-CARTベーシックは、ブラシレスモーター、タイヤ、ブラシレスモータードライバーと、ラジコンプロポ、コンピューターなどに接続するCARTインターフェースのセット。スキッドモード(左右の車輪を個別に回転させその場で転回できる)の操縦系で、小回りの効くデザインになっている。シャーシは、ミスミの30mm角フレームで組まれており、上部に様々な機器を組込むのに便利な構造になっている。同製品の詳細は以下の通り。
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- 最高速度:約8km/h(最高速度は設定で8km/h以下に設定できる)
- 電源電圧:19V~26V(リチウムポリマーバッテリー6セル~7セルに対応)
- 最大垂直荷重:1輪あたり30kg(4輪に均等に荷重がかかる場合、最大重量120kgまで)
- 車体重量:10kg(バッテリー含まず)