ブルーイノベーション、ロボットがインフラ施設内を自動巡回点検する「BEPサーベイランス」のサービス開始

「BEPサーベイランス」は、従来の人による巡回点検にかかっていた膨大な時間や手間を減らすだけでなく、作業内容の標準化や点検データの蓄積・定量化による予兆保全に貢献するという。また、遠隔からのリアルタイム監視も可能なため、施設状況を即時に把握したい緊急時にも活用可能だ。

従来、施設内データ収集の多くは、人の巡回による目視と紙による記録で行われており、広大な敷地内の移動や点検項目が多岐にわたるなど膨大な手間と時間を要していた。今回提供する「BEPサーベイランス」は、高画質カメラやサーモカメラ、マイクなど、人の目や耳に代わるデバイスを搭載したUGVが施設内を定期的に自動巡回し、設備状況や計器の数値などのデータ収集を自動で行う。巡回後は充電ポートに帰還するので施設内の無人化に寄与する。

また、点検結果は手書きされることも多く、作業内容や結果が属人化され、共有や蓄積・分析が難しいといった課題もあったが、「BEPサーベイランス」では、UGVの経路やデバイスの向きを設定することで、点検対象物を同じ画角・状態でデータ保存する。こうして得られた点検結果はレポート出力も可能なので早期に共有することや、ビッグデータ化することで、設備の予兆保全に貢献する。

さらに、設備が遠隔に離れている場合、災害や事故などの緊急時には即座に現場の状況を把握しきれないといったリスクもあったが、「BEPサーベイランス」では、UGVを緊急巡回させ、デバイスの手動操作することで、遠隔地から施設状況をリアルタイムで把握、情報を共有することが可能だ。

なお、今回提供を開始する「BEPサーベイランス」は、複数のインフラ施設での現場検証を経て、ソリューションとして正式提供を開始するという。

「BEPサーベイランス」 特長とメリット

スケジュール予約

点検経路・点検開始時間をセットしておくことで予約点検。定期的にセットしておくことで、自動で定期巡回点検する。点検計画に沿って抜け漏れなく点検を実施する。

自動巡回・データ取得

施設内の点検対象の場所と経路をセットすることで何度でも同じ経路を自動巡回。巡回プランは複数設定でき、それぞれスケジュール管理が可能だ。

自動充電

BEPサーベイランスの正式版では新規開発された充電ポートが付属。4時間の充電で4時間の巡回点検が可能だ。巡回点検後、充電ポートに自動で戻るので、現場に行く手間を減らす。

ネットワーク管理・レポート出力・遠隔操作

取得した点検データは自動送信され管理アプリで確認可能。データは位置情報とともに閲覧でき、一覧から迷うことなく確認できる。確認した点検結果はレポートとして出力可能。また、管理アプリ上ではリアルタイム映像を確認する機能も新規追加しており、緊急時にはデバイスの手動操作も可能だ。

カスタマイズ性

BEPサーベイランスは、カメラなどのデバイスは現場の状況や環境に応じてカスタマイズできる。トライアルサービス提供中に現場の需要に合わせて選択可能なデバイスが増加している。デバイスのほか、管理画面・レポートの形式なども、要望に応じてカスタマイズが可能だ。

「BEPサーベイランス」 導入手順

「BEPサーベイランス」は、現場の条件・要件を整理・検証する初期導入支援からはじまり、クライアントが安心して運用できるよう技術スタッフの安心サポートも提供している。安全機能も備えているが、万が一の事態に備えての保険などもある。

「BEPサーベイランス」 サービスプラン

「BEPサーベイランス」は、クライアントのご要望にあわせて購入プラン・サブスクプランを用意。また、どちらのプランでも導入支援として初期設定や講習なども提供しているという。

UGVの仕様

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