除草剤散布用小型無人ボート
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株式会社イーエムアイ・ラボ(以下:EMI-LAB)は、スマート農業に対応した除草剤散布用小型無人ボートの販売を開始した。
EMI-LABは、中山間地域での農業従事者の担い手不足が深刻な問題となっている中で、昨年より、小・中規模農家向けの水田用の農業用無人ボートの開発を進めてきた。農業分野における生産性や労働力の向上を目指すため、農林水産省はロボットやAI、ドローンなどのスマート農業に活用できる技術を導入していくことを提唱している。
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同製品は、水田における除草剤の散布を手軽に行なえるのが特徴で、標準タイプは液剤用となっており、オプションで粒剤用、または両タイプ用に加工することが可能。大きさは全長90cm×全幅70cmと小さく、本体は発泡スチロールの素材をベースに弊社独自の特殊加工をしているため、ボディー本体への損傷はほぼないという。また、発泡スチロールで出来ているため非常に軽量(機体本体重量は約10kg)。
水田の水深5cmから使用可能としており、液剤のタンクの容量は5Lで、毎分500mlを散布。操縦は送信機により行うが、複雑な操作項目はないという。また、モーターはバッテリーで動くことから、無人ボートの走行は非常に静かだとしている(標準バッテリーで約20分の走行)。
同製品は小回りがきき、軽量であり、ドローンのように墜落や暴走の心配がないことから、安全に粒剤や液剤の散布が可能。販売価格は、液剤用の標準タイプで税込398,000円。また、チェーン除草対応のアタッチメントも制作中だという。