Drone Delivery Canada (以下:DDC)は、大型ドローンCondor(以下:コンドル)の商業試験を開始することを発表した。
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コンドルは、ペイロード180kg、航続距離200km、時速120kmのスペックを持つシングルロータードローンである。 マルチパッケージのペイロードコンパートメントは、約20立方フィートの貨物を運ぶように設計されている。
Beyond Visual Line of Sight(BVLOS)飛行のためのテストのこのフェーズは、カナダのアルバータ州にあるForemost UAS Test Rangeで行われており、コンドルの長距離および重量物の能力をテストする予定である。DDCは様々な潜在的な顧客と協議中であり、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)との戦いを支援するために遠隔地コミュニティを接続するためと現在のパンデミック状況の下において、いずれもコンドルに強い関心を示しているという。
コンドルに対する市場の反応は圧倒的にポジティブでした。COVID-19の状況では、興味を持っている顧客から、私たちが現在行っている商業化プロセスを早急に進めて欲しいとの要望がありました。
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コンドルの能力は、単にDDCの顧客が要求している多くの社会的(医療、医薬品、遠隔地コミュニティ、先住民コミュニティ、人道支援など)と経済的(鉱業、石油・ガス、宅配便、検査など)なユースケースに対応しています。
また、現在のパンデミックの状況では、ドローンによる配達は、人と人との接触を制限するための理想的なソリューションとなっています。 これらの要求は世界中で起こっています。
さらに、DDCの特許取得済みのFLYTEシステムは機体に依存しないため、将来のDDCやサードパーティ製のドローンや回転翼や固定翼の有人航空機に簡単に統合することができ、将来的にはさらに重量が重く、航続距離の長いドローンのための強力な技術ロードマップを提供することができます。
と、社長兼CEOのマイケル・ザハラ氏はコメントしている。
コンドルの大きさについては、全長さ6.7m、幅1.5m、高さ2フィートを測定します。直径約6mのローターを持っており、垂直離着陸が可能となっている。これは、DDCのすべての貨物輸送用ドローンで使用されているのと同じプラットフォームであるDDC独自のFLYTE管理システムを搭載している。
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小型でパイロットがいない分荷重が増えるということになる。また狭小で人が立入禁止区域などに無人飛行可能なことは強みの一つになる。