株式会社ジャパン・インフラ・ウェイマーク(以下:JIW)は、同社に東京電力パワーグリッド株式会社、北陸電力株式会社、大阪ガス株式会社、西部ガス株式会社、東洋エンジニアリング株式会社、株式会社NTTデータ、DRONE FUNDが資本参加したことを発表した。JIWは7社と共に、新たな分野でのサービスを提供していくとしている。
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資本提携先と業務提携内容
※Limited Partnerの略であり、投資ファンドに投資する投資家を示している
JIWは、西日本電信電話株式会社(以下:NTT西日本)の100%子会社として、NTT西日本グループ内で培ったオペレーショナルエクセレンスを活かし、ドローンやAIを活用した効率的なインフラ点検サービスを提供することを目的として、2019年4月1日に設立。現在は、全国にて鉄塔・橋梁・法面等を中心に太陽光パネルや風力ブレードまで幅広いインフラ設備の点検を実施している。
公共インフラの老朽化が進み維持のための労働力不足も課題となる今、インフラ点検の効率化はNTTグループのみならず、インフラ事業者を中心に日本社会全体の課題となっている。JIWは、この課題を解決するため、インフラ点検に関わる事業者7社と資本業務提携をすることにしたという。
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今後、より連携が密になることで広範囲かつ迅速にインフラ点検を実施し、さらに点検ノウハウの蓄積やそこで獲得したデータを活用したAIの共同強化、設備の共同保全など実現することを目指している。なお、今回の資本業務提携にあたり、JIWは第三者割当増資を実行し、提携先各社はJIWの普通株式の一部を取得した。JIWは、各社との相互協力体制を強化し、インフラ設備の効率的なメンテナンス手法の確立に努めていくとしている。