「2029年、遠隔操作で世界各地の深海の様子をライブ配信するFullDepth社製の水中ドローン『FullDepth DiveUnit300』」 Illustration by yamakitakumi
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Drone Fundは、株式会社FullDepthに、Drone Fund2号より出資を実行したと発表した。
FullDepthは、水中での調査や撮影が行える独自の水中ドローンを開発している筑波大学発の海洋スタートアップ企業。2018年6月に開始した水中調査サービスは、サービス開始から2019年4月末までに約50箇所、延べ約65日にわたり、日本全国の水中インフラや水産関連アセットの点検等に活用されている。
FullDepthが開発する水中ドローン「DiveUnit300」は、今まで潜水士が潜るには危険だった場所でも水中点検が可能。さらに、広範囲を見渡せる音響センサーを搭載することで点検対象物等を探す時間とコストを削減することができる。また、ウェブサービス「FullDepth Bridge」を活用することで、映像を遠隔地にいながらリアルタイムに確認でき、各種センサデータのログが取得できるという。
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Drone Fundでは、空を飛行するドローン・モビリティだけでなく、陸上や水上、水中で活躍するフィールドロボットへの投資も行なっている。また、Drone Fundが出資したFullDepthは、水中で活躍する機体の開発やサービスの展開を行なっており、点検や生物調査などの分野で実績を残してきた。
Drone Fundは、「今回の出資を通じて、水中ドローンの普及が加速し、水上・水中での作業時間の短縮、安全性の向上など、社会的な課題の解決に貢献できることを期待しています」とコメントしている。