KDDI株式会社(以下:KDDI) は、株式会社ウェザーニューズとモバイル通信ネットワークにつながるドローンの活躍を期待する「スマートドローン構想」の実現に向け、業務提携を締結した。両社はドローン向け気象予測情報の提供や、基地局に設置した気象観測システム「ソラテナ」の活用に向け、準備を進めるていくという。
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KDDIは、2016年12月に株式会社プロドローン(PRODRONE)、株式会社ゼンリンと、さらに2017年3月には株式会社テラドローンと4G LTEに対応した「スマートドローンプラットフォーム」の開発について業務提携を行っている。今後ドローンによる長距離自律飛行の実現のため、ドローン飛行開始前に飛行予定ルートの気象予測を基に飛行可否の判断を行い、飛行中においても安全運航の妨げになる突風や豪雨、霧などの情報を迅速に把握し、着陸可否判断やルート変更を行う必要がある。
KDDIとウェザーニューズは、全国約3,000の基地局を活用した気象観測システム ソラテナを共同で提供しており、同業務提携によってスマートドローンの運航管理システムにウェザーニューズが保有する気象情報の搭載が可能となる。これにより、スマートドローンが4G LTEネットワークを通じてリアルタイムで精細な気象情報を基に、安全なドローンの自律飛行の実現を目指す。
同社は今後も、IoT時代においてドローンがモバイル通信ネットワークにつながり、設備点検や農業支援、災害救助などの分野で活躍するスマートドローン構想を推進していくという。