株式会社スカイシーカーは、警視庁(福生警察署)と合同で、多摩川河川敷(あきる野市)にて災害時対処訓練を実施した。防水性で物資の搬送が可能な災害対策用ドローンや、株式会社ブイキューブロボティクス・ジャパンの協力による映像伝送機能を使用したソリューションを取り入れた訓練を行った。
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■訓練の流れと様子
災害時における人命救助シーンにおいて、ドローンが活躍できる場面は多数あり、今回の訓練では、災害現場の状況確認、要救助者の捜索から発見、映像伝送機能による対策本部とのリアルタイムな情報共有、要救助者への緊急物資(救命胴衣)の搬送といった人命救助を安全かつ確実に進めたという。参加機関は以下の通り。
福生警察署、災害対策課(特殊救助隊)、第九方面交通機動隊、東京消防庁福生消防署、国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所多摩川上流出張所、福生市役所、株式会社スカイシーカー、株式会社ブイキューブロボティクス・ジャパン
使用機体について
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■状況確認用ドローン:DJI Inspire 1
安定した飛行とリアルタイム映像で災害現場の確認をし、要救助者を発見した。
■緊急物資搬送用ドローン:DJI QS8(10月発売予定)
先に販売開始したwindシリーズをベースに、より汎用性を高めた災害対策用ドローン。オンボード(制御基板)を搭載し、建物や樹木で電波が遮断された場合でもGPS信号により目的地への自動着陸が可能。最大積載量は7.4kgであらゆる物資を運搬できるとしている。また、防水・防塵機能を備え、全天候での運用が可能なほか、利用シーンに合わせたカメラを搭載可能。QS8の特長は以下の通り。
- 業界初のオンボード(制御基板)搭載により障害物による電波の遮断があっても目的地に自動着陸が可能
- カーボンボックスを標準搭載しており最大7.4kgまでの積載が可能
- あらゆる天候での飛行を可能にする高い耐水性
- 拡張性の高いカメラマウントにより赤外線カメラや可視光カメラといった特殊なカメラも搭載可能
- 高性能モーターにより強風時にも安定した飛行が可能
またスカイシーカーは、今回の訓練で使用したQSシリーズの機体に特典を加えたパッケージを販売している。パッケージの内容は、以下の通り。
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- 機体(DJI社製QSシリーズ)
- 映像伝送用のタブレット機器
- 対人・対物最大10億円の保険
- ドローンを安全に運用する為の特殊技能教習
- 購入後の万全サポート