DJIは、韓国の映像制作プロダクションであるZanybrosとパートナーシップを締結したことを発表した。同パートナーシップの最初の事例として、K-POPガールズグループGFRIENDの「Love Whisper」のミュージックビデオを制作した。「Love Whisper」はYouTubeで公開され、3週間で2,200万回以上再生された。
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同パートナーシップでDJIは、Zanybrosの映像および制作プロジェクトに関して機材提供と技術支援を行うとしている。今後、K-POPのコンテンツ制作において、音楽やエンターテインメント業界のプロフェッショナル育成のプログラムについても協力する予定だという。DJIブランドマーケティング兼オペレーションディレクターTae-hyun Moon氏は次のようにコメントしている。
Moon氏:韓流は映像、音楽、オンラインビデオコンテンツの普及とともに、地域から世界的な現象へと進化してきました。空撮コンテンツ制作とプロ映像制作の分野における、多角的なコラボレーションにより、技術知識と創造性を結集する機会が生み出されることでしょう。
Zanybrosは、ミュージックビデオとコマーシャル映像制作を専門とする制作会社で、韓国のエンターテインメント業界の中で影響力のある制作エージェンシーの1つに成長している。Zanybros制作のK-POPミュージックビデオの代表作には、少女時代の「Lion Heart」、テヨンの「I」、EXOの「Overdose」、ヒョナの「RED」などがある。GFRIENDの「Love Whisper」ビデオプロジェクトについてZanybros CEO兼映像ディレクターであるJun-hong Kim氏は、次のようにコメントしている。
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Kim氏:ミュージックビデオは画面に映る登場人物だけでなく、その裏側にある設定やストーリーが展開される場所そのものも描写しなければなりません。DJI Inspire 2を使用することで、広大な背景の美しさを捉えることができ、ストーリー全体に深みを持たせることができました。ドローンでのセットアップは迅速かつ容易で、たった数回の飛行で素晴らしい空撮映像を撮影できました。
また、希少な野生動物や植物が生息するロケ地だったため、リグや重機、車両といった機材を持ち込めない状況でしたが、Ronin 2のマルチ操作モードにより、柔軟かつ迅速に撮影することができました。
なおDJIは、Zanybros制作チームによる、プロジェクト制作の舞台裏を紹介する「Love Whisper」メイキングを、同社公式YouTubeチャンネルにて公開してている。