自撮りドローンのDOBBYで知られるZEROTECHが今夏より、新型ポケットドローン「HESPER Advanced Pocket Drone」(以下:HESPER)を発売すると明らかにした。4K撮影対応、航続飛行時間18分の折りたたみ式ドローンで、市場における携帯用ポケットドローンの需要の高まりを受けて開発された。同社はこれに加え、編隊飛行の新技術と「ZEROSPACE Drone Formation Dance Set」も発表した。HESPERは、まだアナウンスだけだが、Drone Formation Dance Setは、すでにNAB2017で公開された。
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最先端の技術が結集されたHESPERは、これまでのポケットドローンに負けず劣らずコンパクトでパワフルだ。長くなった航続飛行時間とコントローラーにより、より頼もしいスナップ写真の空撮が期待できる。DOBBYは、航続飛行時間はおよそ10分で、スマートフォンにダウンロードしたアプリで操縦する必要があったのに対し、HESPERには専用のコントローラーがついている。同社広報ディレクターのEcho Lin氏は次のようにコメントしているが、詳細はまだ不明だ。
Lin氏:ドローンでの自撮りや簡単な空撮写真は、ユーザーの生活に必須になりつつあります。一般の消費者は思い出をいつでもどこでも記録できることを望んでいます。旅行時にはなおさらです。HESPERなら素早く空撮ができ、しかも画質をあきらめる必要もありません。
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ZEROSPACE Drone Formation Danceで大注目の演出を
同社によると編隊飛行は、ドローン業界で大注目のトレンドだ。人気の反面、コストの高さが障害となり、実際に編隊技術を利用する企業はほとんどない。ZEROTECHは一般の消費者や中小企業を視野に入れ、ZEROSPACEを発表した。コンピュータービジョンポジショニングシステムに基づいた、イベント等向けの世界初ドローンの編隊飛行製品だ。
ZEROSPACE Drone Formation Dance SetにはDOBBYが8機含まれる。3種類の編隊構成、2機、4機、8機のドローンで10種の飛行パターンから選択可能。同社は、次のようにコメントしている。
APPを使用することで、全てのフライトをたった一人で楽々と操れます。
すべてのキットには、必要な付属品、バッテリー、アダプターが含まれている。新たな飛行パターンが追加されると、スマホのアプリからダウンロードが可能になる。ZEROTECHの技術により屋内外での飛行が実現する。屋外での飛行は主にGPSに頼るが、屋内での飛行はコンピュータービジョンポジショニング技術のように、より精巧な高度技術が必要となり複雑だ。しかし「誰でも使用できるテクノロジーを」というブランドビジョンどおり、手ごろで操縦用のアプリも使いやすい。
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また、事前にプログラミングされているため、10分以内に、ユーザーは夢のような銀河のステージでのシンクロパフォーマンスを1クリックで行える。さらにスタンダードセットのほかに、特別なイベント向けにオーダーメイドの編隊も提供する。
なお、ZEROTECHはDOBBYの価格を下げ、バッテリーも追加した。現在の価格はおよそ39,000円($349)でAmazon、B&H Photo、Best Buy、ウォルマートなどで購入可能。