Hercules 5 UF
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無人航空機(以下:UAV)をあつかう仏Drone Voltは、AV・ITテクノロジーソリューソション事業の大手販売業者、スタンピード(米・ニューヨーク)との事業提携により、UAVシステム業界に打撃を与える見通しだ。スタンピードは主にセキュリティ、農業、映画撮影、建築、建設、地図作成、採鉱などの業界にDrone Volt製品の売り込みを展開していく予定。
スタンピードの社長兼最高業務執行責任者のケビン・ケリー氏は、次のようにコメントしている。
ケリー氏:垂直市場化問題の解決に、ドローンは極めて重要な役割を果たしてゆくでしょう。Drone Voltが事業を拡大し、ヨーロッパに留まらずアメリカ市場へ進出していくにつれ、我々は長期間の成長目標達成のためのサポートをします。販売、研修、カスタマーサービスなどのサポートをし、商品の入荷を続けてもらいます。
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Drone Voltで人気のある製品の一つに「Hercules 5 UF」がある。これはセキュリティ事業のために開発されたUAVで、安定したズーム機能や、暗視撮影機能などが搭載されている。Hercules 10にはスクリーン掃除や現場調査用の高圧ノズルが付属している。昨年発表された「Janus 360」は360°撮影機能を持ち、まるでそこにいるかのように感じられるVR体験を可能にした。Drone Voltの営業マーケティング副部長のダニエル・ロー氏は、次のようにコメントしている。
ロー氏:サービスドローンの需要は世界規模で急速に拡大していて、ドローン産業全体の成長をも凌ぐ勢いです。スタンピードと提携したのは、多種にわたる市場に独創的な対応をしてくれると考えているからです。この提携は、我々のドローン事業が世界で最も重要な国で成長できる絶好の機会なのです。スタンピードと仕事ができるのを楽しみにしています。
農業散布専用ドローンHERCULES20
この一年間、Drone Voltの製品発表はUAV業界に打撃を与えてきた。12月には、液体殺虫剤や肥料の散布を可能にした農業用のドローンを発表。この改良版Herculesモデルは、2つの「水やり用アーム(高性能の自動操縦装置)」を売りにしている。今年1月に開催されたCESでは、地上を動く「Janus VR-Bot」の開発を告知した。バーチャル・ツアーズなどのメディア機器、建築・建設業にも活用できるVRや映画などのコンテンツも期待される。