DRONEII.COM提携記事
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商業用ドローンオペレーションを正しく始めるために、多くの人々がドローンを使用している。ここでは、ドローン業界で今何が起きているのか、何が必要なのか、何ができるのかを見ていこう。何もないところからドローンサービスを起業するならば、当然決断の連続に直面するだろう。そういった人々のために、今回紹介するのが「Drone Business Development Guide」だ。
Drone Business Development Guideには事業定義、法状況、計画と実行、ハードウェア、技術などドローンオペレーションに従事するためのトピックが掲載されている。ドローンを使えば今までできなかったことが可能になるということは言うまでもない。しかし、ドローンオペレーションのアドバンテージを最大化するためには、試行錯誤することが必ずしも正解とは限らない。ある程度のガイドに沿って進めた方がより確度が上がると言うものである。
ドローン機体の種類
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通常、ドローンは空飛ぶカメラと考えられており、こうしたプラットフォームは他に類を見ない。それは大きな動くトライポッド(三脚)のようなものだ。トライポッドの役割は特定の位置とアングルからクリアで正確な写真を撮ることだ。
自分が望むアウトプットはいったい何なのか?3Dモデルだろうか、単なる写真だろうか、はたまた動画や地形関係の写真だろうか?その望むアウトプットによってソフトウェアなどが変わってくるので、できる限り自分の目的を明確化しよう。それに応じてペイロードの選択など決定しなければならない事は多い。そうした選択を経て自分のプラットフォームが決まってくる。では、「Drone Business Development Guide」にある決定プロセスを見ていこう。
1:自社か外注か?最も重要かつ最初の問題は自社でドローンビジネスを行うか、専門のドローンサービスプロバイダーに外注するかを決めることだ。これは短期的な決定ではなく、長期にわたる重要な予算決定である。ハードウェアを購入してスタッフを訓練する前に、コストと成果を徹底的に調べ上げることを推奨する。
2:法規制を探れ!法律オペレーションが成功するための重要な要素はハードウェアやソフトウェア、またはその他の製品に依存するわけではない。適切なプラットフォームを調査する前に、はやる気持ちを抑えて、どのような機体やオペレーションが法的に許可されているかを調べるべきだ。そして、最も重要なことはどのようなことが「禁止」されているかをチェックすることだ。
3:環境に配慮せよ!業務と環境「ドローンは業務に従事する」このスローガンはドローンのサービス環境において常に考慮されるべきだ。目的を定義した後は、技術的な側面と実行に焦点を当てる。夜にドローンを飛ばすか、雨や雪の中飛ばすのか、蒸し暑い状況なのか。それぞれの環境下でマテリアルを含めどのようなドローンが使用可能なのか。また特定の保険や訓練が必要なのか。
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4:仕様選びは慎重に!ペイロードとソフトウェアドローンを手にいれれば、ハイクオリティな結果が得られるというわけではない。確かな成果を上げるためには、正しいペイロード(スキャナ、カメラ、センサーなど)と正しいソフトウェアを選ばなければならない。
5:プラットフォームを決定しよう!プラットフォーム法律面、業務、環境、ペイロード、ソフトウェアが決まったら、ついにプラットフォームの決定である。ドローン市場はプラットフォームデザインとパーツ、設備に広い多様性を持っている。飛行制御システム、機体デザイン(固定翼、コプター、ハイブリッド)、エネルギー源(ガソリン、バッテリー、ハイブリッド)など徹底的に自分に合う仕様を考えるべきだ。再度自分の目的は何かを明確化し、それにあった正しい機体を選択することでドローンビジネスが軌道に乗るだろう。
さらに詳しい概要は「Drone Business Development Guide」(英語)のページから見ることができる。これは特定の事業(調査、マッピング、農業、建設など)をカバーし、包括的なバリューチェーンに伴う初期段階のレポートだ。従来の方法とドローンを使った手法を比べてみると、特定のユースケースに対するドローン技術は非常に大きなレバレッジをもたらすことがわかるだろう。