シリコンバレーで商業用ドローン向けのソフトウェアを開発するDrone Deployが、100万エーカーにも及ぶドローンデータを発表し、120カ国以上にて無料で使うことのできるソフトウェアを昨年末ローンチした。
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同社のCEO Mike Winnは、以下のようにコメントした。
未だドローン関連のビジネスについては、PRは一度きりのものや、未だ実用出に中途半端なものについて紹介される事が多い。だ今日、僕らが発表するのは、DroneDeployを使用して、実際に一定の成果を得ている、何人ユーザーが実際に使用した証です。我々のユーザーデータの40%は農業関連で、農家の人々が空から自分の畑を確認しています。
DroneDeployが集め処理したデータは、顧客が害虫、水害、灌漑の異常等を識別することを可能にし、収穫の時期の見極めにも使われてきた。
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DroneDeployは同時に、世界最大の商業用ドローンマップを発表している。DroneDeployのマップ担当であるSkylab IndustriesのSergio Serratoが869回に渡って行ったメキシコのハイウェイ上のフライトから得た114,000以上の写真が処理されている。
DroneDeployのスケーラビリティこそが、今回のデータ収集を時間内に完成させることができた秘訣だ。1,000km分のハイウェイの非常に正確なマップを作るという巨大なプロジェクトだった。当初はこの膨大な量のデータを扱うことができなかった。DroneDeployを見つけることができてよかった。
とSerratoは振り返る。DroneDeployはスケールする能力を視野に入れて作られており、ドローンの大群のサポートが可能となっている。
我々の技術のスケーラビリティが証明された今、ベータ版に移行し稼働させて行く。今日、我々は無償でも使うことのできるサービスを提供し、誰でも質の高いマップや3Dモデルを作れるようにする。
とCTO Nick Pilkingtonは言う。
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DroneDeployの無料アプリは現在Google Playを通してAndroid向けに提供されており、DJI製のドローンを使えばユーザーがマッピング飛行を自動制御できるようになっている。iOS向けアプリも現在β版が登録制で提供される予定である。
DroneDeployは、2013年にサンフランシスコを拠点としているスタートアップ企業。安全性のチェック、ワークフロー、リアルタイムマッピングやデータ処理を自動で行う等といったドローン向けクラウド型ソフトウェアソリューションを提供している。DJI等の有数のドローンメーカーと提携を組み、農業、不動産、マイニング、建造等のあらゆる産業のエンドユーザーにソフトウェアを届けている。