見るからに巨大な機体(3.7×2.7×0.7m)サイズ。そしてクールなボディ。スロベニアに本拠地を置くAirnamics社のドローン「R5」だ。このドローンの特徴を説明していこう。R5は8つのローターを搭載している。もしも一つのローターが止まってしまっても他のローターでフライトを続けることができるようになっている。さらに、R5の安全面について見ていこう。R5には3つの安全性における特徴が存在する。
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1.包括的な代理機能を持っている
2.オペレーターのエラーを最小限にする
3.機械的にロバスト性がある
すべての重要なシステムのパーツは代理機能を持っている。例えば、センサー、オートパイロット、バッテリー、モーター、プロペラなどどれか一つが壊れたり、エラーが起きてもR5はそのまま安全に飛び続けることができ、着陸もできる。他にもいくつかR5はユニークな特徴を持っているので紹介しよう。
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フライト・マネジメント・システム
最新のフライト・マネジメント・システムにより、コンスタントにすべてのシステムのパラメーターを監視し、エラーがあればオペレーターにそれを知らせる。もし、オペレーターがエラーに対して適切な対応ができなくても、R5はオペレーターの操作なしで、安全に自力で着陸を行うこともできる。
インテリジェント・デザイン
オペレーターのミスで衝突してしまった際に、少しだけバックし、その場にホバーでとどまる。R5のメカニカルデザインはこのようにダメージを最小限に抑えるようにデザインされている。
考えられた操作性
R5の操作はジョイスティックがついたコントローラーと、R5の撮っているリアルタイムの映像を見ることができるビデオグラスにて行う。これにより手で速度をコントロールし、頭でカメラの方向を操作できるのだ。ジョイスティックはカメラの並進運動をコントロールする。片方のスティックで垂直方向のカメラ速度を操作し、もう片方で左右前後の速度を調整できる。もしその場にとどまりたいときは、スティックから手を放せばよい。カメラの方向性をコントロールするにはグラスを装着し、頭を動かすだけでできる。カメラはリアルタイムでオペレーターの頭の動きと連動するので、空中に浮いているような感覚を覚えるだろう。
リモート・サービス
Airnamics社のサービスセンターはワイヤレスサービスリンクを通してすべての電子システム操作の監視と更新を行っている。こうすることで、大きな問題が顕在化する前に、潜在的な問題を検出・診断・修正し、R5がお客様のもとで快適に使える環境をキープしている。