ドローンで起業し、投資家から資金を調達するニュースを日々聞くようになったのは印象的だ。ドローン関連のテクノロジーを研究するイスラエルのスタートアップDronomyはBattery Venturesを始めとするベンチャーキャピタルやエンジェル投資家から150万ドルを調達した。Dronomyの技術は、雑然とした野外環境でもドローンが安全かつ簡単に自動飛行できるようにすることで、商用及び消費者向けのドローン市場を変革しようとしている。
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ドローン市場は世界中で着実に拡大している。コンサルティングファームFrost & Sullivanによると、非軍事用市場は現在25億ドルに登り、2020年までに110億ドルまでに成長する。商用ドローン及び消費者向けドローンの用途は、地上調査や消費者への商品の配達、インフラ整備、農業、そしてスポーツ撮影まで、未だに多くの可能性を秘めている。
DronomyのCEO Ori Aphek氏 は、以下のように語る
ドローンやドローンで収集可能集なデータは、多くのビジネスにとって大きな意味を秘めている。しかし今日においてドローンは、衝突の危険性や何かの障害に成り得る可能性から厄介者として扱われている。我々は衝突回避と自動飛行に革新的な方法でアプローチし、ドローンをより安全かつ直感的に使えるようにする。
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Dronomyは調達した資金を使って、プロダクトを磨き上げ世界的にデモを行い、更にチームを増員し特定の分野に強い企業と手を組む予定である。Battery Ventures のItzik Parnafes氏は
Dronomyのドローンやセンサーに対する深い知見に大変感心した。彼らはネットワークとノウハウを持っており、あらゆる産業でのドローン技術の使用を促すラディカルな新しいソフトウェアを作ることができる。
と言う。今回の資金提供に参与した投資家の中には、ベンチャーキャピタルLool VenturesやOryzn Capital、エンジェル投資家Toivo Annus、Skypeのエンジニアチームの元リーダー、シリアルアントレプレナー兼元Index VenturesのパートナーSaul Klein、Skypeの元CEOであり現在American Expressのコンシューマー向けプロダクト及びサービスの代表を務める Josh Silvermanらが名を連ねている。
Aphek氏はかつてイスラエル軍でドローンの自動飛行に携わった後にイスラエルの大手軍事会社に勤めており、同社は彼が以前起ち上げたスタートアップOptigoを買収している。Dronomyの共同創設者Guy Razも同じくイスラエル軍の空軍およびインテリジェンス部隊に勤めた後に、イスラエルのGeneral Motorsの研究所にて車の自動運転におけるセンサーのプロジェクトに携わっていた。