現在、ドローン業界をリードしているのはDJIや3DRといった企業だが、一方でドローン市場にはまだまだ他の新しい企業が参入できる余地が残されているのは、言うまでもない。
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この市場は非常に大きい。まだまだ始まったばかりで、多くの企業に勝ち残るチャンスが残されている
こう語るのはWestSummit CapitalのDavid Lamだ。Lamは先日ラスベガスで開催されたInterDroneにて「Leading VCs Discuss Next Wave of Drone Innovation(次のドローンイノベーションの波について)」というテーマでパネルディスカッションに参加した。
Lam以外のパネリストはAccel PartnersのMiles Clements、Verizon VenturesのDavid Famolari、Intel CapitalのSanjit Dangというベンチャーキャピタルのキーマンたちが登壇、モデレーターは Forbesで活躍するテクニカルライターのRyan Macが務めた。他のベンチャーキャピタルは最近の投資について具体的なことを述べようとしないが、今回のパネリストらはドローン業界で傑出するためにスタートアップ、開発者、経営に何が求められているのかという意見を交換し合った。
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巷ではコンシューマー用ドローンの広告宣伝が行われているが、パネリストたちは企業向けの商用ドローン市場にこそ大きなチャンスがあると見ている。Famolariによると、Verizon Venturesは、自社の顧客と接点があり、問題を解決してくれるような企業を探しているという。また、IntelCapitalはハードウェア/ソフトウェアを用いてドローン市場を拡大するような企業を求めているとDangは話す。
さらに、各パネリストは投資には経済戦略的な理由も求められると話しており、投資家にとっての価値、どうやって市場を広げていくのか、それとも市場を新しく作るのか、そしてそれは経済的に成立するモデルなのかということを考える必要があると述べている。最後にいくつかパネリストたちから資金調達を行おうとしているアントレプナーへのアドバイスを抜粋して紹介しよう。
継続すべきことは人脈形成、ハードワーク、そして友好的であること
ベンチャーキャピタルにとって魅力的なチャンスをどのように作るか意識する。そして、自分たちの戦略的価値を考える
謙虚であることを継続し、毎日めまぐるしく変化が起こるドローン業界の事を柔軟かつ意欲的に学ぶ
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