富士フイルムのブースでは同社が販売する1億200万画素の有効画素数を持つミラーレスカメラ「GFX 100S Ⅱ」を使用した点検ソリューションが紹介された。なかでも、このカメラを石川エナジーリサーチの産業用ドローン「ビルドフライヤー」と組み合わせたスタイルの展示が目を引いた。

このGFX 100S Ⅱとビルドフライヤーのコラボで、製鉄所の設備点検の実証を行った実績を持つ。人が点検しづらい鉄を溶かす設備やコンベア、クレーンなどの大型の構造物の点検に、「近接目視を超える」と謳うGFX 100S Ⅱでの撮影が威力を発揮した。5mほど離れた場所から撮影しても0.03mmを示すクラックスケールを鮮明に撮影することに成功した。担当者はその成果を以下のように説明した。
実証をして成果物をお見せし、納得をいただいたところで購入いただくのが、導入までのプロセスです。今回の実証では製鉄所さんからも非常に高い評価をいただきました。このほかにも製油所に設置されているタンクのサビを見つけたいという案件もあります。
タンクに近接するのは難しく120mほど離れたところから撮影する必要がありますが、GFX 100S Ⅱの望遠レンズを使用すれば、点検に使用できる写真が撮影できるので、実証を行い、導入を進めたいです
富士フイルムではソフトウェア開発にも力を入れており、国土交通省が制定する新技術情報システム「NETIS」に登録された、ひびわれをAIで検出する「ひびみっけ」も紹介された。

ドローンなどを使用して得た画像を「ひびみっけ」で読み込めば、ひび割れ箇所の積算やその割れ具合の数値などを自動で表示する。使い勝手のよさが評価され、すでに1600社以上で導入が進んでいるという。