新型除雪ドローンは、量産プロトタイプ「V3」
北海道をはじめとした雪国では、日々の除雪作業が住民たちの大きな負担となっている。有人の除雪機が道路の雪かきに使用されているが、民家の軒先や事業所の駐車場などは人力に頼るしかない。
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その省人化を図るために開発されたのが除雪ドローンだ。ブースでは2026年上半期から発売予定となる量産プロトタイプ「V3」が展示された。寸法は長さ1.4メートル、幅1メートル、高さ0.7メートル。電動で、静粛性も高い。同社が水上ドローン向けに開発した機器を陸上での使用に適するよう改良し、遠隔からの自動運転にも対応する。
同社担当は、次のようにコメントした。
弊社が開発中の除雪ドローンは公道を走行することはできませんが、そこは除雪車の領域。むしろ民家や会社の敷地など、みなさんが自力で雪かきをしている場所で除雪ドローンが働きます。一晩のうちに積もってしまうのを避けるため、つねに除雪ドローンが動き続けて排雪するような使用方法を考えています。『除雪用のお掃除ロボット』というイメージです
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高機動型水上ドローン「AST-181」
同社が開発する水上ドローンでは高機動型「AST-181」が登場。全長1.8メートル、出力1.5キロワット未満で、操縦に船舶免許は必要ない。空を飛ぶドローンと同様に障害物センサーを搭載し、進行方向10メートル以内に障害物を検知すると、自動でブレーキがかかる仕組みを採用する。
担当者は、次のようにコメントした。
河川点検ではボートで入りづらいような浅瀬などで活用されています。最近ではライフセーバーが海水浴客へ『危ないですよ』と声がけをするのに使う事例もあります。