「Skydio X2」、「Skydio X10」など歴代モデルを展示
暗所やGPSの電波が入らないような場所でも安定して飛行でき、点検業務を筆頭に活用が進められているSkydioシリーズ。NTTコミュニケーションズのブースではSkydio社が初めて手掛けた「Skydio R1」をはじめ、日本初のLTE飛行検証に使用した「Skydio X2」、2024年4月から注文受付を開始した「Skydio X10」という、歴代モデルが展示された。
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ドローン運用の省人化や自動巡回などに欠かせないアイテムとして普及が期待されているドローンポート。Skydioシリーズでも専用の「Skydio Dock」がラインナップされており、会場では最新機種をチェックすることも可能だった。
Skydio X10は5G電波を使用して飛行することが可能となっている。残念ながら日本国内ではまだ未対応だが、米国では一足先に使用できることを活かし、会場内から米・Skydio社に設置されたSkydio X10を遠隔操作するデモンストレーションが行われた。日本国内は専用のインターネット回線、米国内は5G電波を使用する。米国における目視内飛行の承認も受け実施した。
会場内から米・Skydio社のSkydio X10を遠隔操作するデモ
会場とSkydio X10が無事に接続し、ブースに設置されたモニターにはサンフランシスコにあるSkydio本社屋上の様子が映し出された。現地は午後6時。日没は午後8時ごろであり、まだ陽の光がたっぷりあることが映像を通してよく分かる。会場のPCを操作して、機体に搭載されたサーマルカメラやカメラの最大43倍ズームを切り替えながら飛行したが、映像の遅延や乱れはなく、しっかりと状況が確認できた。
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なお、NTTコミュニケーションズ、Skydioともに、日本からアメリカのドローンを目視外飛行したのは初めての試みだったという。Skydio X10は日本の携帯電話回線を使用した飛行に対応するため、検証が進められている。