第7回国際ドローン展において最大のブースを出店していたSkyLink Japan(株式会社WorldLink & Company)。身近な空撮機から農薬散布用ドローン、物流ドローンなど幅広い展示がされていた。
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中でも力を入れていたのはドイツ Wingcopter(ウイングコプター)社製の固定翼ドローン「Wingcopter 178 Heavy Lift」だ。本来、物流を目的に開発された機体だが、国内の高い測量対応ドローンの需要に合わせてカスタマイズして提供している。
具体的には、国土交通省の許可承認申請の基準に合わせてFPVカメラを搭載したり、長距離飛行への対応としてLTE通信機能の搭載や、LTE通信と通常の電波との冗長性を持たせるなど、顧客のニーズに合わせてきめ細かくカスタマイズできるのもSkyLink Japanの特長だ。
もちろん、本来の物流用途としてもANAと共同で実証実験を行うなど幅広く活用されている。
また、小型の国産農薬散布ドローン「AC101」は今後発売を予定しているEV軽トラック「EHW ELEMO-K(エレモ・ケー)」と展示していた。
AC101は8Lのタンクと機体重量7.3kgとタンクに農薬が入っていなければ女性一人でも持ち上げることができるくらい小型・軽量に設計された機体で、軽トラックの荷台に必要な器具一式とともに搭載可能。
ELEMO-Kの荷台を低いタイプにカスタマイズして手軽にAC101を運用できるパッケージとして今後販売予定とのこと。
ELEMO-KはEVなので機体のバッテリー充電もできるなど、国内の農家のニーズにあわせた提供はSkyLink Japanならでは。
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SkyLink Japanでは、敢えて多数のメーカーを取り扱うことで顧客のニーズに対応した最適な機体やソリューションを提供する。
それでも既存パッケージでニーズに対応しきれないのであれば、他ジャンルの技術や場合によっては社内で自作した部品等も活用するとのこと。
この徹底した顧客主義がSkyLink Japanの成長を支えている。