アミューズワンセルフは2004年から陸海空のあらゆる移動体に搭載できるレーザースキャナシステムを開発しており、2008年には自社開発ドローン、2013年からはドローン一体型レーザースキャナシステムを開発・販売しているドローンレーザースキャナシステムの老舗企業だ。今回は、ペイロードがない状態で6時間飛行可能なハイブリットドローンを展示していた。
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主力商品はドローン搭載用グリーンレーザースキャナシステム「TDOT 3 GREEN」だが、このレーザースキャナを搭載・長時間運用できるハイブリットドローン「GLOW.H」を発表した。GLOW.Hは発電用エンジンを搭載し、ペイロードなしで6時間、TDOT 3 GREEN(2.6kg)を搭載しても2時間以上フライトができる。広範囲における測量などに用途を見込んでいる他、レーザーよりも軽いペイロードで多目的に運用できる可能性にも期待する。
他社ブースでは、海外製の測量機器等採用ドローン+自社測量機器というパッケージ展示が多かったが、アミューズワンセルフではレーザースキャナもドローンも以前より自社開発している。担当者は「自社のレーザースキャナを他社製ドローンに搭載しようとするとレイアウトや電源供給、アンテナの設置など解決しなくてはならない問題も多いので、ドローンから自社開発したほうが開発スピードもクオリティも向上させることができる」という。
ハイブリットドローン GLOW.Hは発表以後多数の問い合わせが届いており、現在生産体制やメンテナンスの仕組みを検討中。来年の発売予定とのことで、測量業務での選択肢をまたひとつ増やすことができそうだ。