西武グループのゼネコンである西武建設は、昨年4月に世界初となるドローンを活用した建造物の補修技術を芝浦工大と共同開発したことを発表している。今回の国際ドローン展では、その後の開発経過を報告する形で、西武建設と芝浦工業大学が共同でブースを展開していた。エンルートのPG900をベースにしたこのドローンは、コンクリート構造物に補修材を吹き付け塗布できる「吹付ドローン」といい、機体の前面に付いたノズルから補修材を噴射できるようになっている。
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今年のブースでは、機体と吹き付け面との距離を一定に保つ技術として、ライダーを使用してパイロットに機体と吹き付け面の距離を知らせるシステムを披露。ライダーを使って得た距離情報を基にLEDの色を変えて光らせ、その色でパイロットが距離を知るというものだ。ブースではそのシステムを取り出し、実際にライダーの前に手をかざすなどして、その距離で脇に置いたLEDの色が変化する様子をデモンストレーションしていた。
▶︎西武建設