ついにベールを脱いだPhantom4
3月1日ニューヨーク・マンハッタンにて、DJIがコンシューマーラインのドローン新機種「Phantom4」を発表した。150名ほどのプレス、ディーラーほか関係者が招聘され、戦略パートナーシップ部門ディレクターのマイケル・ペリー氏が登壇しPhantom4を紹介、デモンストレーションが行われた。
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Phantom4には、高度なドローン撮影をより簡単に楽しめるよう、さまざまな新機能が搭載されていることが明らかになった。その大きな特徴は、自動飛行及び自動撮影機能。「タップフライ」と「アクティブトラック」という機能を搭載。スマートフォンのスクリーンに映る人物や物体をタップするだけで「撮影対象」として認識し、周囲の障害を避けながら、対象物が常に画角の中心にくるよう追随して自動飛行・撮影する。
Phantom4腹面側には、インテリジェント化されたセンサーと一新されたギンバルとカメラ
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カメラとセンサーが、前方50フィート(15m)、下方30フィート(9m)内の障害物をスキャニング、DJIが数年かけて独自に開発してきたコンピュータアルゴリズムによって避けながら飛行するため、GPSなしで機能する。ドローン自身が障害を避ける方法がないと判断した場合はその 場で停止し、パイロットからの指示を待つ。また、対象物を中心に回転しながら撮影するなど、マニュアル操縦では非常に困難な撮影も、自動で可能になった。
前機種より25%速い、最大時速72.4km(45マイル)で飛行する「スポーツモード」が追加。バッテリーもより長持ちになり、一回の充電で 28分間飛行が可能になった。ボディはプラスチックよりも振動が抑えられるマグネシウム製に。カメラは引き続き4Kだが、1080p HD、120fpsでスローモーション撮影が可能になった。
DJIはアップル社と提携し本日より3月15日までDJIストアとApple.com のみで先行 オーダーを受け付けている。販売店からは、手に入れるのはそれ以降になる。販売店からは、同時発売をと言う声も上がっている。何はともあれ全く新しくなったPhantom4を早く手に入れたいと会場にいた人々は思っただろう。DRONE編集部ももちろんその一人ではある。
Phantom4の登場により、初心者でも自信を持ってドローンを飛ばせる時代に突入しました。私たちは、これら機能を組み合わせたドローンの出現を夢見てきました。そしてとうとうその日がやって来たのです。
と、DJI 創業者兼CEO フランク・ワンもコメントを寄せた。人工知能で自律飛行可能になったPhantom4は、多くの人にこれまでハードルの高かったドローン操縦に門戸が開く事は言うまでもないだろう。
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■Phantom4 スペック