WHILL社は同プログラムにおいて、2026年9月にWHILL自動運転サービスの本格運用を開始したシンガポール・チャンギ国際空港(以下:チャンギ空港)の運用知見をもとにサービスモデルの標準化を進め、世界各国の空港をはじめとする大型施設へのサービスの展開を加速していくという。
SusHi Tech Global 成長加速プログラムは、東京都が、優れた技術を持つ有望スタートアップのグローバル展開と飛躍的な成長を支援するものだ。WHILL社は、WHILL自動運転サービスの世界展開戦略が評価され、この度の採択に至った。同プログラムでは、世界有数のハブ空港であるチャンギ空港でのサービス運用を通じ、主に以下4点に取り組む。
- WHILL自動運転サービスのグローバル標準モデルの確立
- 世界各国の空港・病院・商業施設などへの展開加速
- ソフトウェア・ハードウェア両面でのサービス機能の強化
- グローバルでの知的財産網の強化
60歳以上の人口は2050年に世界で21億人に達すると予測されるなど、高齢化は世界的に進んでいる。旅行需要の回復・拡大も相まって、歩行に困難や不安を抱える旅客からの移動支援サービス(PRMサービス)の需要は高まり続けている。一方、航空業界の人手には限りがあり、PRMサービスの需要増に伴う待ち時間の長期化やスタッフの身体的負担増大が課題となっている。


こうした課題の解決策の一つとしてWHILL自動運転サービスは昨今、日本・北米・欧州の主要ハブ空港などで続々と採用が進んでいる。安定した運用実績や評価を背景に、サービス提供拠点は空港を中心に世界約30拠点に広がり、累計利用回数は100万回を突破したという。
WHILL社の海外売上比率は約80%で、その成長を支えるのが、外出先での一時利用・オンデマンド利用を可能にするモビリティサービス事業だ。中でもWHILL自動運転サービスを新たな成長領域と位置付け、取り組みを強化している。

SusHi Tech Globalプロジェクトの一環として、WHILL社は2026年10月27〜29日にシンガポールで開催される「SWITCH(Singapore Week of Innovation and Technology)」に出展する。SWITCHは100以上の国・地域から25,000人を超える参加者が集う、アジア有数のイノベーションイベントだ。会場ではWHILL自動運転サービスの展示やデモンストレーションを行う。
WHILL社は今後も、「すべての人の移動を楽しくスマートにする」というミッションのもと、ハードウェアとソフトウェアを融合したモビリティ・ソリューションを通じて、誰もが自由で快適に移動できる社会の実現を目指していくとしている。